なぜ、恥を忍んで自分の失敗談を書くのか?
お金に疎いまま、マンションを買ったある男の話を書きます。
はい、僕の体験談です。
「3つの失敗」をひとつづつ、3回に分けてお送りします。
ええ、知っていますとも。みなさん、人の失敗談や不幸話が好きですものね。
それって「猫は『ちゅ~る』が好き」なのと同じくらい自明のこと。
とはいえ、見ず知らずのみなさんが留飲を下げるために失敗談を書くわけじゃありません。
失敗は最高の師|みなさんの家選びの参考になれば
失敗は最高の先生です。次に生かさない手はありません。
でも僕には、もう一度家を買い、もう一度ローンを組むという「次の機会」は来ないかもしれないのです。なにせ、若くないので…
だから、僕の失敗が、これから家を買うかもしれないみなさんの参考になればと思います。
はじめての内見|「とっても素敵!でも買えないっス」
僕がマンションを買ったのは2008年。30歳になるかならないかの頃でした。
近所を散歩していたら、いつのまにか新築マンションが建っていました。
いつも通る道ではなかったので、もともと何があった場所なのか、思い出せませんでした。
見学したモデルルームは3LDKのファミリータイプ
冷やかし半分でディベロッパー(建設会社)の営業の人に話を聞き、そのままモデルルームを見せてもらいました。3LDKのいわゆるファミリータイプの部屋でした。
内装はすべて白とオフホワイトで、とてもキラキラしていました。風呂は外資の高級ホテルのよう。
価格を聞くと、僕が「このくらいなら何とかなるかな」と思っていた額より1500万円ほど高いことがわかりました。
うむ、無理。
ダウンタウンの元マネージャー・藤原寛さんにそっくりな営業さん
藤原寛さん(Wikipediaから)
応対してくれた営業の人は、ダウンタウンの元マネージャー、藤原寛さんにそっくりでした。
大みそかの特番でおなじみだった「絶対に笑ってはいけない」シリーズで、たどたどしいセリフ回しで松本・浜田らをアテンドしていたあの人。
ちなみに「絶対に笑ってはいけない〇〇」は、もともと「ガキの使い」の罰ゲーム企画でした。松本チーム、浜田チームの対決モノで、負けた方がやらされていました。やっぱり、初期の方が面白かったですね…!
営業の藤原寛そっくりさん(以下、藤原さん)に価格を聞いて我に返った僕は、
「いい夢見せてもらいました!」と心の中でつぶやき、そそくさとモデルルームを後にしました。
その時は、自分がこのマンションを買うことになるとは全く思っていませんでした。
意外に多い「1件目の下見で家を買う」パターン
ちなみに家探しでは、最初に下見した物件を買う人が多いらしいです。
1軒目で決断に至らなかった人はその後、いろんな物件を見て回ります。
だんだん、訳がわからなくなってきます。で、結局先延ばし…となるパターンが多い、と聞きます。
2008年、リーマンショック直後|新築マンションは売れ残っていた
2008年といえば、リーマンショック直後。景気は冷え切っていました。
マンションを発売したら、買い手が誰もいない…不運だったディベロッパー
こんな時期に新築マンションを売り出した藤原さんの会社は、タイミングに恵まれていませんでした。
数ある候補地の中からうちの近所を選び、
土地を買収し、図面を引き、資材を調達し、
いい仕事をしてくれる下請け業者を選び、工期を定めて現場を監督し、
きれいなモデルルームも仕立てて、
いざ発売!
と意気込んでフタをあけたら、買い手は誰もいなくなっていたのですから。
藤原さんからは何度か電話をもらっていがましたが、そのたびに「予算オーバーなので…」と言って断っていました。
急転直下!800万円の値引きで即決
週末の夜、藤原さんがふいに自宅を訪ねてきました。
藤原さんが自宅を訪れ「価格を下げました」
「販売方針を見直しまして、価格を下げました」とのこと。
値段を聞くと、なんと800万円も下げたというのです。値下げ幅を計算すると、16.4%。
売れなくてよっぽど苦しいんだろうな…
とは思いましたが、僕にはその先を読む知識とカンがなかありませんでした。
そのせいで、あとで後悔することになります。
予算より400万円高い…でも、素敵なモデルルームと藤原さんの熱意に折れる
さて、800万円も下がった「憧れのあの部屋」。
それでも、僕が「このくらいなら、何とか出せるかな」と思っていた額より400万円ほど高い。
迷いましたたが、あの素敵な白いモデルルームと、藤原さんの熱意に心を動かされてしまいました。
こうして僕は、家を買ったのです。
本当の買い時はそのあと…ディベロッパー撤退|中古販売業者は「さらに1000万円引き」
胸を躍らせて新築マンションに引っ越してからも、まだ、販売中の部屋がそこそこありました。
だから、マンションは静かでした。
中古マンション販売業者に一括引き渡し|ディベロッパー、苦渋の損切り
そんなある日、
藤原さんのディベロッパーからのお知らせが掲示板に張り出されました。
このたび、販売中の住戸を一括して中古マンション販売業者に売り渡すことといたしました。
何卒ご了解くださいますようお願いいたします。
という内容でした。
「さらに1000万円引き」で残りの部屋を販売|しかも家具付き
価格を下げてもかなりの住戸が売れ残って、藤原さんの会社は泣く泣く「損切り」したのです。
相当安く買い叩かれたはずです。
なぜなら、まとめ買いした中古販売業者は、僕が買った800万円引きの価格よりも、さらに1000万円ほど安い価格で残りの部屋を売り出したからです。
しかも家具付きで。
景気の先を読む力があれば、もう少し待てた?
僕は、ディベロッパーが値引きした時点で、読みを働かせなければならなかったのです。
これからどうなる?と。
当時の僕は、お金の知識も経済の知識もゼロ。
「リーマンショックがなぜ起きたのか」もきちんと理解していなかったし、
「これからどうなるか」を想像できるだけの材料も持っていませんでした。
ちゃんと経済の仕組みや歴史を学んでいれば、
ここは、「待ち」だ!
とジャッジできたかもしれません。
週末の夜、切羽詰まった表情で僕を訪ねてきた藤原さんの営業努力にほだされている場合ではなかったのです。
とはいえ、負け戦を懸命に戦っていた藤原さんの姿を思い出すたびに、ちょっと切なくもなります。
800万円の値引きは、100年に1度のリーマンショックがあったから
ここまで僕の「新築マンション800万円値引き」の体験談を書いてきましたが、僕が値引きを受けられたのは、「100年に1度」とも言われるリーマン・ショック後の景気悪化があったから。
こんな特殊要因は、めったにあるものじゃありません。
これから先、新築マンションの値引きはできない?→考えにくいです
これから先、新築マンション購入で大幅な値引きを受けられる環境が訪れることは正直、考えにくいです。
新築物件の購入で一番大事なのは、自分の資金計画を入念に練っておくこと。
これに尽きると思います。
一番大切なのは、住宅資金のシミュレーション
住宅ローンは銀行によって千差万別!
住宅資金をどうするか、は誰もが深く深く悩む問題です。
30、35年のローンを組むといっても、そんな先まで自分の将来がわからない…なんて人も多いはずです。
でも、先の見えない時代だからこそ、住宅ローンの組み方は、しっかりシミュレーションが必要です。
住宅ローンのメニューや金利は銀行によって千差万別。
自分のメーンバンクで借りるのが最善とは限りません(僕はこれで失敗しました!)。
金利が上がると言われているからこそ、準備が大事
長い低金利の時代は終わり、これから金利は上がるとみられています。
だからこそ、住宅ローンを組む時は入念な準備が大切です。
まず、銀行の住宅ローンのメニューを比較し、次に、第三者の立場で助言してくれる専門家に相談するのをおすすめします。
僕のように、何も知識がなままローン組むのはやめた方がいいです!
それって、地図がないのに旅に出るようなものなので。
おすすめ事前準備①住宅ローンのメニューを比較する!
住宅ローン選びのよくある悩み
・「一番安い金利の住宅ローンはどれ?」
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これ、住宅ローンを検討する人が誰でも直面する悩みです。
一括比較できる無料サイト「モゲチェック 住宅ローン診断」
まずは、全国の金融機関にどんな金利の住宅ローンがあるのか、自分に合ったメニューはあるかを調べることが大切です。
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住宅ローンに関する疑問は、次から次へと湧いてくるもの。
できればプロのアドバイスがほしい…そんな人も多いのではないでしょうか。
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得意分野はFPによって異なるので、住宅の資金計画に詳しい人を選ぶといいです…!
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