「どっちが好きか」という感情論も楽しいですが、筋トレやダイエットを意識しつつ、賢く買い物をしたい大人なら、一度は客観的なデータで「きのこの山」「たけのこの里」の二大巨頭を比較しておくべきです。
一見、同じようなチョコレート菓子に見える両者ですが、その中身を解剖してみると、土台が「プレッツェル」か「クッキー」かという構造の差が、数値として明確に現れていました。今回は栄養成分(1箱・1粒単位)だけでなく、コスパや国内外での人気調査まで、詳しく調べた結果をお届けします。
徹底比較:1箱あたり、1粒あたりの数値を可視化する
標準的な箱(きのこ66g/たけのこ63g)の中身を実際にカウントした平均的な個数(きのこ30個/たけのこ29個)をもとに、1箱分と1粒あたりの栄養成分を算出しました。
1箱あたりの成分比較(メーカー公表値)
| 項目 | きのこの山(1箱66g) | たけのこの里(1箱63g) |
| エネルギー | 378kcal | 345kcal |
| たんぱく質 | 5.6g | 4.9g |
| 脂質 | 23.8g | 20.5g |
| 炭水化物 | 35.2g | 35.0g |
| 食塩相当量 | 0.22g | 0.3g |
1粒あたりの推定成分比較(実測値から算出)
| 項目 | きのこの山(約30粒) | たけのこの里(約29粒) |
| エネルギー | 約12.6kcal | 約11.9kcal |
| たんぱく質 | 約0.19g | 約0.17g |
| 脂質 | 約0.79g | 約0.71g |
| 炭水化物 | 約1.17g | 約1.21g |
| 食塩相当量 | 約0.007g | 約0.010g |
注釈: 1粒あたりの数値は、1箱あたりの公表値を平均個数で割った推定値です。明治公式では重量管理のため個数は前後するとされていますが、実測に基づく目安として算出しました。
栄養成分ではきのこ2勝、たけのこ3勝。目的に合わせて選ぶのが正解
成分表を分析すると、どちらが優れているかではなく、自分の目的に合わせて選ぶべきポイントが見えてきます。
- 低脂質・低カロリーを優先するなら「たけのこの里」
「たけのこ」はクッキー生地の脂質が重いイメージがありますが、実は「きのこ」のチョコの塊の方が、脂質の含有量としては重いのです。1粒あたりの脂質を少しでも抑えたいなら、たけのこに軍配が上がります。

- 高タンパク・低塩分を重視するなら「きのこの山」
筋トレ民に嬉しいタンパク質の多さと、むくみが気になる方に嬉しい塩分の低さは「きのこ」がリードしています。プレッツェルの密度が、そのまま数値の差となっています。

内容量とコスパ:きのこの方が量が多くて割安
スタンダードサイズの箱で比べると、内容量は「たけのこの里」が63g、「きのこの山」が66g。
「きのこの山」の方が3g多いです。
小売価格はどちらも200円前後ですので、わずかに内容量が多い「きのこの山」の方が割安と言えます。
歴史:きのこが4年早く生まれた「先輩」
- きのこの山: 1975年誕生
- たけのこの里: 1979年誕生「きのこ」が4年早く、1979年に「たけのこ」が参戦したことで、半世紀近く続くこの論争が幕を開けました。
国内総選挙の歴史:たけのこ2勝、きのこ1勝でたけのこ優勢
日本国内では、圧倒的に「たけのこ」優勢の歴史が続いています。
- 2001年: 明治が初めて実施した人気投票。
たけのこが得票率約55%(約55万票)を獲得し、きのこ(約45万票)を抑えて勝利しました。 - 2018年: 17年ぶりに開催された総選挙。
この時は「きのこ党」「たけのこ党」に加え、「どちらも好きだから争いをやめてほしい」と訴える第三の勢力「どっちも党」が参戦しました。
結果は、たけのこ党(約693万票)が、きのこ党(約676万票)を僅差で振り切り勝利。
「どっちも党」は約223万票を獲得しました。 - 2019年: きのこの山が「新きのこ党」として、嵐の松本潤さんを党首に迎え背水の陣で挑みました。結果、悲願の初勝利(約602万票)を収め、連勝を狙った「新たけのこ党」(約456万票)を下しました。
47都道府県調査:46都道府県を制した「たけのこ」の圧勝
2020年の大規模調査では、なんと46都道府県で「たけのこの里」が愛着度1位を獲得。唯一、福島県だけが「きのこの山」を支持するという、たけのこの圧倒的な制圧力が証明されました。
世界20カ国調査:14カ国で支持を得た「きのこ」の勝利
ところが、海外に目を向けると景色が変わります。明治が行った世界20カ国調査では、14カ国で「きのこの山」が勝利。プレッツェルとチョコのシンプルな構成が、世界標準では好まれています。
判定!11項目比較の結果……
11項目を比較した結果、「きのこの山」が僅差で勝利です。スコアはきのこ6勝、たけのこ5勝。
星取表を見るとこうなります。
- カロリー比較 低カロリーなのは「たけのこの里」
- タンパク質を比較 高タンパクなのは「きのこの山」
- 脂質を比較 低脂質なのは「たけのこの里」
- ロカボ比較 炭水化物が少ないのは「たけのこの里」
- 塩分比較 塩分控えめなのは「きのこの山」
- どっちが多い?内容量比較 多いのは「きのこの山」
- 値段に違いは? 価格は同じだが「きのこの山」が割安(量が多いから)
- いつから売ってる?どっちが先? 歴史が長いのは「きのこの山」
- どっちが人気?国内編 歴代国民総選挙は「たけのこ」2勝1敗
- どっちが人気?47都道府県調査は「たけのこ」が46都道府県を制圧
- どっちが人気?海外編 世界20か国調査では「きのこの山」が優勢
あなたが今「減量中」なのか「バルクアップ中」なのかによって、選ぶべき「最適解」は変わります。
- 「1粒を軽くしたい」「脂質を削りたい」:たけのこの里

- 「タンパク質が欲しい」「コスパ良く食べたい」:きのこの山

最後に:中身を知れば、迷わず選べる
46都道府県で「たけのこ派」が圧倒している日本。しかし、そうした「人気」のイメージに流されず、栄養成分やコスパを読み解けば、いまの自分に合うのはどちらか、決めやすくなります。
「みんなが買っているから」ではなく、自分のコンディションに合わせて中身で選ぶ。
そんな視点でパッケージの裏側を眺めてみると、いつものお菓子選びが少しだけ面白くなるかもしれません。
【さらなる高みへ】成分に妥協したくないあなたへの「最適解」
「きのこか、たけのこか」という次元を超え、チョコ系スイーツの栄養成分を極限まで追求したいなら、おすすめは高カカオチョコレートです。
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1枚当たり糖質わずか1.6gの低GI食品で、血糖値の急上昇を抑える「防波堤」になります。お菓子を「嗜好品」から「管理された健康習慣」へ変える、最も合理的でコストパフォーマンスに優れた選択です。

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