堺雅人さん主演のドラマ「VIVANT(ヴィヴァン)」(TBS系列)は今も語り草になるほどが大人気でした。
僕もすっかりハマりました。
ドラマの本筋とは関係ないけど、ちょこちょこ出てくるのが映画「スター・ウォーズ」の影響が香る設定や場面。気になっちゃうんだよなあ~。
ということで、「スター・ウォーズ」あやかりネタ??と思しき場面や設定を5つ挙げてみました。
僕のフォースが弱くて、まだ見つけられていない共通点がまだあるかもしれません。
「VIVANT」どんなドラマ?

これから「VIVANT」を見る方のために、ちょっとだけ説明を。
- 主人公の乃木憂助(堺雅人)は商社・丸菱商事のエネルギー事業部2課課長。
- 同期の出世レースでは最下位。なんだか頼りない感じのキャラ。
- 乃木は、中央アジア「バルカ共和国」のインフラ会社・GFL社と組んで太陽光発電事業を起こすプロジェクトを担当している。
- ところが、丸菱商事がGFL社に支払う手付金1000万ドル(約13億円)が、何の手違いか、ひとケタ多い「1億ドル」(約130億円)の入金指示に書き換えられて誤送金されてしまう。
- 不正への加担を疑われた乃木が、差額の9000万ドルを取り返すべく、単身バルカ共和国へ――
このあと、若干のネタバレを含んでいますので、予備知識なしで第1話から見逃し配信で楽しみたい人はご注意くださいね!
「スター・ウォーズ」ネタ?|①砂漠をさまよい歩くシーン

砂漠をヨレヨレ歩く乃木、まるでCー3POのよう
「VIVANT」第1話の冒頭は、よれよれのスーツ姿の乃木がひとり、バルカ共和国の灼熱の砂漠をさまよい歩く場面で始まります。乃木氏、足がもつれ、いまにも倒れそう。
これはまるで…
「スター・ウォーズ」シリーズの記念すべき1作目「エピソード4|新たなる希望」(1977年)のあのシーンではありませんか。
ダース・ベイダー率いる船団から逃れ、砂の惑星・タトゥイーンにたどり着いたR2ーD2とCー3POが砂漠をあてもなく歩くあの場面です。
乃木は一人旅、Cー3POは相棒R2ーD2に八つ当たり

口の悪いCー3POは愚痴が止まらず、R2ーD2をさんざんののしり、
最後には「ガン!」と安っぽい金属音を立ててR2ーD2をけっとばします。
見渡す限り誰もいない砂漠をトボトボ歩く乃木を見て、のっけから「スターウォーズ」だ~!…と感じたフォースの強い人は、この時点では少なかったかもしれないけど。
のちのち、「こ、これは明らかに…」という設定がいろいろ出てくるんです。
→STAR WARS episode4 新たなる希望(字幕版)
「スター・ウォーズ」ネタ?|②伝説のハッカー「ブルーウォーカー」

「スカイウォーカー」に寄せたのですね
「VIVANT」ではやがて、丸菱商事が大損害をこうむった「1億ドル誤送金事件」の背後に、伝説のハッカーが暗躍していたらしいことがわかってきます。
そのハッカーの通り名は「ブルーウォーカー」。
これはもうそのまんま。
「スターウォーズ」シリーズの主人公の姓「スカイウォーカー」に寄せています。
さて、ブルーウォーカーの正体は??というのも「VIVANT」前半の見どころ。
「スター・ウォーズ」ネタ?|③ラスボスが主人公の父親

乃木の正体は、陸自の諜報&特殊工作部隊「別班」メンバー

「VIVANT」ではやがて、乃木の真の姿が明らかになります。
彼は、「大手企業の出世レースから脱落した冴えない社員」などではないのです。
その正体は、陸上自衛隊の諜報&特殊工作部隊「別班」の一員です。
ドラマ冒頭から、マイルドな乃木と攻撃的な乃木が会話するシーンがたびたびでてきますが、これは
・表の姿=丸菱商事の冴えない社員
・裏の姿=自衛隊の精鋭中の精鋭「別班」の工作員
というキャラの使い分けだったのです。
別班の標的は、国際テロ組織「テント」

そして、乃木が探る敵の姿も徐々に見えてきます。
敵は「テント」という名の国際テロ組織。
犯行声明を出さないので、テロを繰り返す理由は不明です。
政治的な主張があるのかどうかすらわからない、不気味な存在です。
日本を含め、各国の諜報機関にマークされながらも、指導者が誰なのかもわかっていませんでした。
乃木はGFL社の社長・アリを締め上げて(ちょっと尋常じゃない方法で)、ついに、謎に包まれていたテントの指導者を突き止めます。
ラスボスは「テント」の親玉「ノゴーン・ベキ」|なんと乃木の父親!

テントを率いる指導者の名前は「ノゴーン・ベキ」。モンゴル風の通称で呼ばれていますが、日本人です。
そして、なんと
「ノゴーン・ベキ」は乃木の実の父親でした。
ノゴーン・ベキの本名は乃木卓(のぎ・すぐる)
彼の本名が「乃木卓(のぎ・すぐる)」であることも明らかになります。日本ではその名前とともに、彼に関する記録が抹消されていることも…
ベイダー&ルークの物語とシンクロ

強大な敵を率いる親玉が、実は主人公の父親だった、というのも、
「VIVANT」と「スター・ウォーズ」に共通する特徴です。
「スター・ウォーズ」では、
主人公ルーク・スカイウォーカーとダース・ベイダーの親子関係が明らかになるシーンが劇的に描かれます。
「スター・ウォーズ エピソード5|帝国の逆襲」(1980年)を永遠の名作に押し上げた名場面です。
ベイダー、衝撃の告白|絶望のルーク、戦意喪失

ダース・ベイダーが、ライトセーバーを振り回して立ち向かってくるルーク・スカイウォーカーに急に告白します。あの、機械のような独特の声で。
「I…am your father…」
初めて見たときは衝撃でした。
ルークの師匠、故オビ=ワン・ケノービは、ダース・ベイダーが父親だということをルークに告げていなかったのです。
ルークは混乱し、絶望し、戦意を失って身投げします。
さらに衝撃の日本語版|ベイダーの一人称が「ワシ」
ちなみに日本語吹き替え版では、ベイダーの声はわりとハキハキした中年男性の声。
この名場面のセリフは
「お前の父親は、ワシなのだ!!」
です。一人称が「ワシ」…台無し感がすさまじいです。
ちなみにノゴーン・ベキの一人称は「私」でした。
乃木もルークも、幼くして母と死別

もうひとつ追記すると、主人公の母親=ラスボスの妻が早くに亡くなっているところも「VIVANT」と「スター・ウォーズ」に共通します。
ベイダーの妻、パドメはルーク&レイアを出産した直後に亡くなっています。
ノゴーン・ベキの妻、明美(高梨臨)も乃木が3歳の頃にこの世を去っています。
→STAR WARS episode5 帝国の逆襲(鉄板の字幕版)
→STAR WARS episode5 帝国の逆襲(あえて吹替版)
「スター・ウォーズ」ネタ?|④衣装がまんまジェダイ

モンゴルの民族衣装「デール」
国際テロ組織「テント」が拠点を置く「バルカ共和国」は、架空の国ですが、
ドラマの設定ではモンゴルの北西あたり。モンゴル文化圏に属しています。
ノゴーン・ベキも、養子のノコル(二宮和也)も、紆余曲折を経てバルカに潜入し、父親との再会を果たした乃木も、
「デール」というモンゴルの民族衣装を着ています。
この「デール」が、ジェダイの服装と瓜二つ。
ノゴーン・ベキの風貌は、クワイ=ガンのオマージュ?

(※イメージです!)
デール姿のノゴーン・ベキは、
アナキン・スカイウォーカー(のちのダース・ベイダー)を見出したジェダイ、
クワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)にそっくり。
長髪を後ろになでつけた髪型、ひげを蓄えた風貌、ダンディーな佇まい…
これは完全にスター・ウォーズを意識した「本歌取り」では?と思うくらいです。
クワイ=ガンはライトセーバーを振るい、ベキは日本刀をギラリ

「VIVANT」第9話のラストシーンでは、ノゴーン・ベキが息子・憂助に向かって緑のライトセーバーを…いや、日本刀をギラリと抜いて振りかぶります。
おお、やっぱりこれはクワイ=ガンだ!と思わせる場面。
ちなみにクワイ=ガン・ジンは、
「スター・ウォーズ エピソード1|ファントム・メナス」(1999年)に登場します。
→STAR WARS episode1 ファントム・メナス(字幕版)
白デール姿の乃木とノコルは、若きルークのよう

ベキの養子・ノコルは、いつも白いデールを着用しています。
ベキは、乃木がかつて生き別れた実の息子であることを確かめると、乃木にも白いデールを着せます。
この「白デール」は、ルーク・スカイウォーカーが着ていた服とそっくり。
乃木もノコルも、修行中のジェダイのような雰囲気です。
ラストシーンでも、乃木はジェダイ姿…いやデール姿

すべてが終わった最後の場面。乃木がかつて、何かにつけお参りしていた神田明神を久しぶりに訪れます。
このときもなぜか、白のデール姿。
父・ベキへの敬意の現れでしょうか。
東京の真ん中でジェダイのコスプレをしていたら、いやが応にも目立ちます。隠密行動が旨であるはずの「別班」としてはまずいだろう…と思ったりもします。
これはおそらく、乃木を「大きな仕事を終えたジェダイ」に見立てた演出なのでしょう。
「スター・ウォーズ」ネタ?|⑤ノゴーン・ベキの風貌が、若い頃とまるで別人

ベキ役は役所広司、若い頃を演じるのは林遣都
「VIVANT」で乃木が追いかける敵のラスボス「ノゴーン・ベキ」を演じるのは、役所広司。
ベキが若い頃の回想シーンでは、ベキ役を林遣都が演じています。
この2人、顔立ちの系統はだいぶ異なります。
ドラマですから、似ていないことにツッコミを入れてもしょうがないのですが。
でも、実はこの
ラスボスの「いま」と「若い頃」のギャップ
も、スター・ウォーズで話題になったことがあります。
ベイダーの素顔、かつてのアナキンとは似ても似つかず…

「スター・ウォーズ エピソード6|ジェダイの帰還」(1983年)のラストシーンでは、
死を悟ったダース・ベイダーが息子のルーク・スカイウォーカーに向かって
「マスクを外してくれ」
と語りかけます。息子の顔を目に焼き付けるためです。
初期トリロジーでベイダーを演じたのは4人
ちなみにエピソード4~6の初期トリロジー(3部作)では、4人がダース・ベイダー役を演じています。
・通常シーン=デヴィッド・プラウズ(ムキムキです)
・殺陣のシーン=ボブ・アンダーソン
・あの独特の声=ジェームズ・アール・ジョーンズ
・マスクを外した姿=セバスチャン・ショウ
ベイダーの素顔は…まるで津川雅彦??
「エピソード6」の最後で、ダース・ベイダーが素顔をさらすシーンは、上のリストで4番目のセバスチャン・ショウが演じています。
その風貌は…津川雅彦みたいな感じ。
ダース・ベイダーことアナキン・スカイウォーカーはかつて、「フォースにバランスをもたらす者」と称された超優秀なジェダイでした。
若きアナキンの美男ぶりと、老いたベイダーのギャップが話題に

「エピソード2|クローンの攻撃」(2002年)、「エピソード3|シスの復讐」(2005年)で、アナキンの若い頃を演じたのはヘイデン・クリステンセン。
息子との別れ際にさらした老いさらばえた素顔(セバスチャン・ショウ)と、
若手時代のツルツルのイケメンぶり(ヘイデン・クリステンセン)のギャップが話題になりました。
だれも「ギャップ萌え」しなかった…
まだ「ギャップ萌え」などとという言葉がなかったころのお話。。
まあ、誰も萌えなかったとは思いますが。
ちなみにエピソード6の副題「ジェダイの帰還」とは、シリーズの主人公・ルークのことではありません。
ルークの父親、ダース・ベイダーがフォースの暗黒面(ダークサイド)から最後の最後に這い上がり、
最強のジェダイ「アナキン・スカイウォーカー」として戻ってきた、という意味です。

→STAR WARS episode6 ジェダイの帰還(字幕版)
まとめ

「VIVANT」と「スター・ウォーズ」の共通点5つ
「VIVANT」制作陣が「スター・ウォーズ大好き」なのでは?と感じさせる点を5つ、挙げてみました。
①砂漠をさまよい歩くシーン
②伝説のハッカーの通称が「ブルーウォーカー」
③ラスボスが主人公の父親
④衣装がまんまジェダイ
⑤ノゴーン・ベキの風貌が、若い頃とまるで別人
制作陣の思い入れや、ちょっとした小ネタに目を凝らしながら見ると、「VIVANT」をもっと楽しめるかも…ということで、つらつら書きました。
他にも、隠れた「スター・ウォーズネタ」があるかも?
ちなみに「VIVANT」blu-ray BOXも発売されています。
手元に置いておきたいほどハマった人にはこちらをオススメします。
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