「ドラえもん のび太の地球交響楽」何歳から楽しめる?評価と感想(ネタバレ含みます)

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もくじ

評価|3歳、4歳、5歳の子は感情移入しにくい?

ストーリーの質はさすが!でも「人格を持たない悪役」は分かりにくい?

「のび太の地球交響楽」は伏線が効いていて、のび太の頑張りが健気で、いい作品です。ストーリーのクオリティーの高さはさすが!でも、3歳、4歳、5歳くらいの子にはあまりピンとこないかも。

ドラえもん映画43作目のテーマは「音楽」

ドラえもん映画43作目の「のび太の地球交響楽」は、音楽がテーマ。
のび太たちが、音楽の力で地球の危機を救います。
(もっとも、危機を招いたのはのび太のせいなのですが…)

タイトルは「のび太の地球交響」ではなく「のび太の地球交響

(読み方「ちきゅうシンフォニー」)

映画を観終わってこの記事を書くまで、タイトルの表記を「のび太の地球交響曲」だと思い込んでいました。正しくは「のび太の地球交響楽」です。読み方は「ちきゅうシンフォニー」。

以下、あらすじをご紹介します。

「のび太の地球交響楽」あらすじ(ネタバレ含みます)

のび太、「あらかじめ日記」で世界から音楽を消す!

「今日は音楽がなかった。楽しかった」

リコーダーが吹けなくて音楽の授業がイヤになったのび太。書いたことが実現するひみつ道具「あらかじめ日記」をドラえもんから奪い、「今日は音楽がなかった。楽しかった」と書きつけます。

このせいで、音楽の授業ばかりか、あらゆる音楽が消えてしまいます。あわてて日記のページを破り捨て、事なきを得たかと思いきや、そうではありませんでした。

音楽を嫌う宇宙生命体「ノイズ」が地球で増殖

そのころ、地球に忍び込んでいた宇宙生命体「ノイズ」がひそかに増殖を始めます。
「ノイズ」はアメーバのような、じゅんさいのようなウネウネした姿をしています。

「ノイズ」は音楽を嫌うため、音楽が存在する星では活動できません。
しかし、のび太が地球から音楽を消してしまったため、「ノイズ」は一気に活性化し、増殖を始めます。ノイズは取りついた星の生物を滅ぼしてしまう恐ろしい生物です。

不思議な少女ミッカとの出会い

人知れずノイズが増殖しつつあることを、まだ誰も知りません。
そんなある日、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫が河川敷でコーダーの練習をしていると、不思議な少女・ミッカが現れます。ミッカはのび太たちの演奏を気に入り、自分が住む不思議な人工衛星「ファーレの殿堂」に招きます。
ミッカは、伝説の「音楽の達人5人組」を探して地球にやって来た宇宙人でした。ミッカは、のび太たちこそが、探し求めていた相手だと直感し「ファーレの殿堂」に呼び寄せたのでした。

音楽の力で人工衛星「ファーレの殿堂」を復活

「ファーレの殿堂」は、音楽の力をエネルギーにする不思議な人工衛星です。
ミッカの世話を焼く「チャペック」はじめ、音楽を愛するロボットが何体も暮らしていますが、ミッカのほかに人は誰もいません。
「ファーレ」とは、ミッカたちの言葉で「音楽」という意味です。

しずかちゃんの楽器がボンゴ…バイオリン習ってなかったっけ?

のび太たちは、ミッカとチャペックにせがまれて音楽を演奏し、ファーレの殿堂にエネルギーを送り込んで蘇らせます。ドラえもんが、ひみつ道具「運命の赤い糸」を使ってみんなに割り当てた楽器は…

ジャイアン=チューバ

スネ夫=バイオリン

しずか=ボンゴ

のび太=リコーダー

しずかちゃん、原作ではバイオリンを習ってたと思うのですが、なぜかボンゴ。そしてスネ夫がバイオリン。なぜだ…
のび太は、大嫌いなリコーダーを割り当てられます。これはお約束の展開ですね。

ミッカの故郷「ムシーカ星」はノイズに滅ぼされていた

やがて、ファーレの殿堂のロボットたちが事実を明かします。
ミッカの故郷「ムシーカ星」は、音楽にあふれた美しい星だったこと。
争いによって音楽が失われたムシーカ星は、宇宙生命体ノイズの大増殖を許して滅んでしまったこと。
ファーレの殿堂は、ムシーカ人が故郷の星を捨てて乗り込んだ宇宙ステーションであること。
そして、ミッカがムシーカ人の最後の生き残りであること。
ミッカは最後の望みを託され、4万年もの間、ファーレの殿堂の中で冷凍睡眠に入っていたこと。

殿堂のロボットたちと共に、音楽の力で「ノイズ」に立ち向かう

ファーレの殿堂が復活し、喜びに沸いたのもつかの間。
宇宙生命体「ノイズ」は地球だけでなく、ファーレの殿堂にも侵入していました。
ノイズの恐ろしさを知らされ、慌てるのび太たち。
ドラえもんもノイズにれ、いっとき半ポンコツ状態になります。
のび太たちは力を合わせて、チャペックが作曲した「地球交響楽」を演奏し、ノイズに立ち向かいます。

宇宙生命体「ノイズ」のモチーフはパンデミック?

のび太たちが、宇宙生命体「ノイズ」と戦う今作。新型コロナウイルスによるパンデミックを下敷きにしたプロットなのかもしれません。
…なんてことをチラッと考えつつ、最後まで楽しく鑑賞しました。

前作「ドラえもん のび太と空の理想郷」では、人の魂を骨抜きにするユートピアの黒幕が、お尋ね者のマッドサイエンティストでした。分かりやすい勧善懲悪劇です。
それと比べると、今作の敵「ノイズ」は意志や人格を持たないウイルスのようなもの。
冒頭にも書きましたが、幼児には、ちょっと肩透かしというか、戦ってる感じがしないのでは?とも思いました。

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