1年早く買って340万円損|住宅ローン減税に振り回された実体験

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世の中のルールが変わるより1年早く、家を買った。
それだけで僕は、住宅ローン減税で340万円損しました。

僕が新築マンションを購入したのは2008年。
当時の住宅ローン減税は縮小の末期で、10年間で戻ってきたのは160万円だけでした。

ところが翌2009年、政権交代をきっかけに制度は一変します。
年間50万円・最大500万円という“大盤振る舞い”が始まったのです。

もし、購入をあと1年待っていれば——。
適用される減税額は160万円ではなく、500万円でした。

この差、340万円。
金利でも、物件価格でもなく、「買った年」だけで生まれた差です。

この記事では、住宅ローン減税がどれほど不安定な制度か、
そして「個人ではどうにもできないタイミングのリスク」が現実に存在することを、
僕自身の失敗をもとに正直に書いていきます。

これから家を買う人にとって、
少しでも後悔を減らす材料になれば幸いです。

この記事でわかること

・住宅ローン減税は「買った年」で明暗が分かれる制度だという現実
・2008年と2009年で、減税額が160万円→500万円に跳ねた背景
・制度の波に振り回されないために、個人ができる現実的な備え

もくじ

なぜ、住宅ローン減税は振れ幅が大きいのか

住宅ローン減税という制度は、とても不安定です。
その時々の政権の方針で大きく変わる制度だからです。

振り返ると、住宅ローン減税はこれまで何度も
「拡充 → 縮小 → 廃止検討 → 復活」
を繰り返してきました。

僕が新築マンションを購入した2008年は、その中でもかなり特殊な年でした。
当時は自民・公明政権の方針で「住宅ローン減税は縮小して、いずれ廃止する」という流れがほぼ既定路線になっていた時期です。

そのため、

  • 上限額は引き下げられ
  • 適用期間も短縮され

減税の恩恵は年々小さくなっていました。

2008年は住宅ローン減税が縮小しきった「底の年」だった

僕が新築マンションに入居した2008年、住宅ローン減税は縮小の一途をたどっていて、もはや廃止寸前でした。

この年の住宅ローン減税は、次のような内容でした。

  • 年間の減税上限:20万円
  • 適用期間:10年
  • 減税総額:最大160万円

数字だけ見ると「それなりに戻ってくる」と感じるかもしれません。
ですが、少し前の減税幅と比べると、その差は歴然としています。

たとえば1999年。
この年に住宅を購入した人は、

  • 年間最大50万円
  • 適用期間15年
  • 累計で約587万5,000円

もの減税を受けることができました。

同じ「住宅ローン減税」という制度でも、
年が違うだけで、400万円以上の差が生まれていたのです。

それでも。

自公政権は住宅ローン減税をなくすつもりだったのだから、僕は「ギリギリセーフ」で減税を受けられてラッキーだったのか?
いや、そうではありませんでした。

結果的に見ると、
2008年は、過去10年の中でも最も恩恵が薄い年だったのです。

この年を底に、住宅ローン減税は思いもよらない方向へ動き出します。

翌2009年、政権交代で住宅ローン減税は一気に復活した

僕が住宅を購入した翌年、住宅ローン減税は大きく姿を変えました。
2009年に誕生した民主党政権が、制度を大幅に拡充したのです。

とんでもない大盤振る舞いでした。
年間最大50万円、控除期間10年、累計で最大500万円。

それまでの減税制度と比べると、控除額も期間も規模が違います。
「住宅購入を後押しする政策」として、かなり分かりやすい内容でした。

しかし。

前年に入居していた僕は、この大盤振る舞いの恩恵を一切、受けることができませんでした
その理由は…

住宅ローン減税は「入居年のルール」が最後まで適用される

住宅ローン減税は、「入居した年のルールが当人に最後まで適用される」から。

つまり僕は、過去10年間で最も恩恵の薄い最大20万円、10年間で累計160万円」という2008年のルールに、2017年までずーっと縛られることを余儀なくされました。

住宅ローン減税は「住宅を購入して入居した年」で、適用される条件が固定されます。

そして一度決まった条件は、
途中で制度が変わっても、最後までそのまま適用されます。

あとから有利な制度が始まっても、
途中で切り替えることはできません。
遡って適用されることもありません。

この仕組みは、
事前に知っていれば理解できるものです。
ただ、住宅購入の検討段階で、
ここまで強く意識している人は多くないと思います。

僕もその一人でした。

1年の差で340万円変わる──タイミングの残酷さ

マンションを買うのをあと1年待っていれば、僕に適用される累計減税額は160万円ではなく、500万円でした。

これを知ったときは愕然としました。

タイミングひとつで、僕は340万円も損をしたのです。

たった1年早く買っただけです。

当時は「家を買うなら今だ」と思っていましたし、
金利も低く、不動産会社の説明にも納得していました。
判断そのものが間違っていたとは、今でも思っていません。

それでも、
制度の区切りがここまで明確に線を引くものだとは、
正直、想像していませんでした。

後悔というより、
驚きと、やりきれなさが残りました。
努力や判断では埋められない差が、
制度改正のタイミングだけで生まれてしまったからです。

この失敗から学んだこと|制度は読めなくても準備はできる

制度改正の詳細まで正確に予測することは、
個人には難しいです。
それは、今でも変わりません。

ただ、
「自公政権は住宅ローン減税を終わらせようとしている。でも、もし来年の衆院選で政権が変わったら、どうなるのか」を考慮に入れておくことは、できたかもしれません。

もし当時、
購入時期を1年ずらした場合の試算をしていれば、
判断の材料は増えていたはずです。

ここで大事なのは、
正解を当てることではありません。
考える余地を残すことだったのだと思います。

住宅ローン減税は、
「もらえたらラッキー」な制度ではありません。
家計に与える影響は、かなり大きいです。

だからこそ、住宅ローンの金利タイプや借入額だけでなく、

「購入時期をずらした場合、住宅ローン減税で戻ってくる額がどれくらい変わるか」

このシミュレーションは、早い段階でしておく価値があります。

感覚ではなく、
数字で比較すること。
それだけで、判断の質は大きく変わります。

減税に振り回されないために、個人ができる現実的な備え

振り返ると、
自分のもう一つの失敗は、
住宅ローンを十分に比較しなかったことでした。

住宅ローン減税の適用条件は、
契約や入居が終わったあとでは、もう変えられません。
だからこそ、契約前に「今の減税幅」と「来年以降の可能性」を把握しておくことが大切です。

住宅ローンを組む時も、事前のリサーチが大事なのはまったく同じです。
実は僕、住宅購入から5年後に住宅ローンを借り換えた経験があるのですが、労力も手数料もかかりました。
「最初から、ベストな選択ができていれば…」とずいぶん後悔しました。

やっぱり大切なのは、契約前の比較とシミュレーションです。
自分が組む住宅ローンの条件は、事前に把握することができます。

金利の違い
返済額の多寡
将来の負担感

これらは、
「契約前に比較していたかどうか」でかなりの差がつきます。

僕は当時、
メインバンクだけを見て、
「まあ、こんなものだろう」と決めてしまいました。
今振り返ると、これも明確な失敗だったと思っています。

比較は面倒ですし、
分かりにくい部分も多いです。
ただ、そこで手を抜くリスクは、
想像以上に大きいと感じています。

もしこれから住宅ローンを検討するなら、
複数の金融機関を並べて比べることだけは、最初にやっておいたほうがいいです。

モゲチェックのような住宅ローン比較サービスを使えば、
金利や条件を一括で確認でき、
自分に合ったローンを客観的に把握できます。

契約を急がされているときほど、
「比較する余裕」は後回しにされがちです。
でも、その一手間が、
何十年もの支払いを左右します。

住宅ローンは、契約してから
「もっと条件のいい銀行があった」と気づいても、
もう選び直すことはできません。

だからこそ、
選べるうちに、比べておく。
それだけで、僕と同じ後悔を避けられるはずです。

契約前に一度だけでも条件を整理しておきたい人は、
モゲチェックで住宅ローンをまとめて比較 しておくと安心です。

※オンライン完結・比較するだけなら
費用はかかりません


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