水泳で筋肉をつけるには?練習法と栄養補給のコツ【流体力学×筋トレ×栄養学】

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「水泳は有酸素運動だから、体が引き締まるだけで筋肉はつかないのでは?」

そう思っていませんか?

実は、流体力学と正しい筋トレの知識を組み合わせれば、水泳は陸上のウエイトトレーニングに負けない強力なバルクアップの手段になります。しかも、関節を痛めるリスクを劇的に抑えながら、全身の筋肉を連動させて鍛えることが可能です。

今回は、水泳が持つ驚異的なボディメイク効果の秘密と、筋肉を大きくするための具体的な練習法、さらに筋肉の分解(カタボリック)を完璧に防ぐための栄養補給のコツを徹底解説します。

記事を書くにあたって、こちらの本を参考にしました。

もくじ

水泳のボディメイク効果と健康効果

水泳が「究極の全身運動」や「理想的な生涯スポーツ」と呼ばれるのには、明確な医学的・解剖学的な裏付けがあります。陸上運動にはない、水中ならではの運動効果と健康効果を整理しました。

1. ボディメイク・機能改善効果(バランスの良い筋肥大)

陸上運動とは異なり、重力から解放された水中で体を動かすため、関節に負担をかけず効率よく全身の筋肉を刺激できます。

特定の筋肉だけを孤立させて鍛えるウエイトトレーニングとは違い、水泳は一度の動作で大胸筋、広背筋、三角筋、大腿四頭筋、さらにはインナーマッスル(腹横筋や回旋筋腱板)まで、ほぼ全ての大きな筋肉を同時に動かします。これにより、逆三角形のバランスの取れた身体に近づくことができます…!

また、水中では浮力により、体重による関節への負荷が陸上の約10%にまで軽減されます。膝や腰に不安がある人や、体重が重めの人でも、関節を痛めるリスクなく高強度のトレーニングに挑めます。

クロールやバタフライなどで腕を大きく回す動き、平泳ぎなどの力強いキック運動により、日常生活で固まりがちな肩甲骨股関節まわりの可動域が広がり、身体の柔軟性が向上します。

不安定な水中で姿勢を真っ直ぐ保ち続ける(ストリームラインを作る)必要があるため、腹筋群脊柱起立筋といった深層のインナーマッスルが常に刺激されます。泳いでいる間中、天然のコルセットを巻いているような状態になり、体幹が内側から強固に鍛えられます。

2. 心肺機能・血管への効果(持久力・スタミナ向上)

水圧と呼吸制限という独特の環境が、循環器系を強力に鍛え上げます。

水泳は「吸いたいときに吸えない」という適度な低酸素状態(呼吸制限)で行われるため、一回換気量(1回の呼吸で取り込める空気の量)が増え、肺活量が向上します。

水深が深くなるほど強くなる「水圧」が身体を適度に締め付けます。これが天然の加圧ソックスのような役割(ポンプ作用)を果たし、下半身に溜まった血液やリンパ液を効率よく心臓に戻すため、足のむくみが解消されます。

一度に送り出せる血液量(1回拍出量)が増えるため、心臓のポンプとしての効率が上がります。日常生活や他のスポーツでも息が上がりにくい、タフな心臓になります。

3. 代謝・ダイエットへの効果(脂肪燃焼)

水の物理的な特性が、消費カロリーを強制的に跳ね上げます。

水の密度は空気の約800倍です。ただ水中でゆっくり腕を動かすだけでも常に強い抵抗を受け続けるため、陸上のウォーキングやジョギングに比べて時間あたりの消費エネルギーが非常に高くなります。

プールの水温は一般的に30°C前後に設定されています。これは人間の体温(36°C台)よりも低いため、身体は奪われる体温を維持しようと、自ら熱(エネルギー)を作り出します。つまり、プールに浸かっているだけでも基礎代謝が刺激され、脂肪が燃えやすいモードに入ります。

水泳で筋肉をつける!練習法で気を付ける3つのこと

水泳で筋肉を大きくするためには、一般的な「長く泳ぐ」フィットネス目的の泳ぎ方とは意識を変える必要があります。

25mを全力で泳ぐ!1分休む!インターバル形式で

1kmをダラダラと長く泳ぐのは有酸素運動の側面が強くなり、筋肥大の効率は落ちます。筋肉をつけたい場合は、25mを「もうこれ以上速く動けない」というスピードで全力で泳ぎ、1分休んでまた25m全力で泳ぐというインターバル形式を取り入れてください。これが陸上トレでいう「限界の重量でレップ数を重ねる」のと同じ刺激になります。
25mのスプリントでは物足りない人は、全力で50m泳いで休む、全力で75m泳いで休む――など、自分の泳ぐスキルに合わせて距離を調整してもOKです!

水の抵抗は速度の2乗で増える!一掻き一蹴りをハイスピードで

ここに水泳の面白い物理的な理屈があります。水の抵抗は、動くスピードが2倍になると、受ける抵抗(負荷)は4倍になります。

全力で泳ぐと抵抗が爆発的に増え、筋肉にとっては「重いバーベルを持ち上げている」ウエイトトレーニングと近い状態になります。逆にゆっくり泳ぐと抵抗が小さいため、筋肉への負荷は自重トレーニングよりも軽い状態に落ち着きます。筋肉を大きくしたいなら、一掻き一蹴りに爆発的な出力をぶつける意識が不可欠です。

もちろん、手足でしっかり水の抵抗を受ける高い推進力を得ることが前提です。

手に装着する「パドル」を活用して負荷を高める

手に装着するプラスチック製のパドルを使うと、手で受ける水の抵抗が格段に増えます。これは陸上でいう「ダンベルの重量を上げる」のと全く同じ効果があり、広背筋や三角筋への負荷を強制的に高めることができます。
プールによってはこうした補助具の使用がNGなので、事前に確認しておくといいです。
ちなみに、僕が通っているプールは補助具OK。パドルを使ってる人もいます。
上半身を強烈に追い込むためのおすすめのパドルを2つ、紹介します。

おすすめギア SWANS Aパドル SA-400

老舗スポーツアイウェアブランド・山本光学が手掛ける、安心の日本製ハンドパドルです。最大の特徴は、手首部分が大きくカットされた独特の形状にあります。手首の動きが完全に自由になるため、水中に手が入った直後の「より早いキャッチ」のための理想的な入射角度を自然に体得できます。さらに、あえて指先がパドルから少し出るサイズ設計になっており、パドルをつけながらも「指先で水を捉える繊細な感覚」を犠牲にしない工夫が施されています。クロールだけでなく4泳法すべてに対応してるのも魅力です。

おすすめギア Speedo Nemesis Contour パドル

世界的な水泳ブランドであるSpeedo(スピード)が開発した、高い負荷をかけられる流体力学設計のトレーニングパドルです。パドルのエッジに沿って独特の凹凸が設けられており、表面積を増やすことでより多くの水を効率よく押し出す構造になっています。腕だけでなく背中、胸、肩の筋肉まで総合的にアプローチし、上半身の筋力を力強く強化します。水中でしっかりとパワーをぶつけて上半身にガッチリ刺激を入れたい人におすすめのタフなギアです。

水泳前後の栄養補給ロジックを解説します

水泳は消費カロリーが非常に高いスポーツです。そのため、適切な栄養管理を行わずにプールに入ると、せっかくのトレーニングが逆効果になってしまうリスクがあります。

【before】泳ぐ30分前は「糖質×アミノ酸」でカタボリックを防ぐ!

高強度のダッシュを繰り返す水泳では、筋肉に貯蔵された糖質(グリコーゲン)が最大のエネルギー源になります。これが足りないと、身体はエネルギーを捻出するために自らの筋肉を分解(カタボリック)し始めてしまいます。これを防ぐために事前の糖質補給が必須です。

さらに、運動前にアミノ酸を血中に満たしておくことで、筋肉の分解にダイレクトにストップをかけられます。また、アミノ酸(BCAAなど)をあらかじめ摂取してから運動を行うことで、体脂肪の燃焼効率を高めるという強力なボディメイク効果も加わります。

おすすめ商品はこちら。

アミノバイタル パーフェクトエネルギー グレープフルーツ味

後半もタレずに全力で泳ぎ切りたい人のための強力なエナジーパウチです。1袋でおにぎり約1.5個分に相当する200kcalのエネルギーを、運動の邪魔にならないスマートなボリュームで素早くチャージできます。
さらに、体内でエネルギー源として効率よく利用される独自のアミノ酸(アラニン、プロリン)が5,000mgも高配合されています。糖質&アミノ酸が、運動後半のエネルギー切れ(ガス欠)と筋肉の分解をブロックし、全力スプリントを繰り返すのに必要な持続力をサポートします。すっきりとしたグレープフルーツ味で、プールに入る前の乾いた喉にも爽やかに流し込めます。

【after】プールから上がったら「糖質×タンパク質」 筋組織に栄養を送り込む!

プールから上がった直後の筋肉は、エネルギーを使い果きって激しく栄養を求めています。ここでタンパク質だけを摂るのではなく、糖質を同時に一気に叩き込むことが鉄則です。

糖質を摂ることでインスリンというホルモンが分泌されます。このインスリンには「栄養を細胞に強制的に送り込む」役割があるため、傷ついた筋組織へのアミノ酸の吸収効率が劇的に跳ね上がります(タンパク質はアミノ酸に分解されて筋肉に吸収されます)。プール上がりにその場ですぐに流し込めるドリンクが最適です。
私のオススメはコレです。

明治 ザバス プロ リカバリープロテインゼリー

プール上がりのロッカーで最も飲んでほしい、リカバリー専用の最高峰ゼリーです。酷使した体に理想的な「糖質:タンパク質=3:1」の黄金比率で設計されており、ホエイプロテイン10gと糖質(マルトデキストリン)30gを同時にスピード摂取できます。激しい練習の後でも喉を通りやすい、すっきりとしたミックスフルーツ風味です。

激しく泳いだ後の「休息の質」も筋肥大を左右する

筋肥大に必要な要素は「トレーニング」「栄養」「休息」の三つです。
このうち、意外とおろそかにしがちなのが「休息」。特に日本人は、睡眠時間が短いと言われます。
ただ、忙しくて睡眠時間を十分確保できなくても、睡眠の質を高めることはできます。
そこで最近、トレーニーにも注目されているのが「リカバリーウェア」。
激しく泳いだ翌日に残る筋肉の痛みやハリの回復を、ほったらかしで待つだけではもったいないです。自らの体温を輻射して血行を促進させる一般医療機器認定のウェアをまとって眠る。これだけで、翌朝の筋肉の軽さやハリの抜け方が劇的に変わります。オススメのリカバリーウエアを二つ、ご紹介します。

泳がない日の回復の質を爆上げする「リカバリーウエア」2選

[TENTIAL] BAKUNE(バクネ)Dry Men’s 上下セット

独自の特殊機能繊維が自らの体温を輻射し、血行を促進することで全身のコリや筋肉の張りを優しくほぐす一般医療機器の吸汗速乾モデルです。サラッとしたメッシュ調の生地を採用しているため、汗をかきやすい季節や暑がりなトレーニーの夜でも蒸れずに快適な眠りをキープできます。水泳で酷使した上半身の疲労を寝ている間に効率よくリセットし、翌日のパフォーマンスを最大化したい人に最適です。

[アオキ] 疲労回復ウェア リカバリーケアプラス 上下セット

高純度セラミックが体温を輻射して血流を良くし、デスクワークで固まった肩や首、水泳による筋肉痛をやさしく緩和する一般医療機器ウェアです。1万円以下で上下が揃う圧倒的なコストパフォーマンスを誇りながら、非常に高いストレッチ性としなやかな肌触りを実現しています。見た目も上品なルームウェア仕様なので、プールに行かない休日の在宅ワーク時や、初めてのリカバリーウェアとしても重宝します。

結論:筋肉を大きくする秘訣は「全力で泳ぎ、賢く補給&休息」

水泳は、ただの「脂肪燃焼のための有酸素運動」ではありません。「速度の2乗で増える水の抵抗」を意識して全力で水を捉え、泳ぐ前後の栄養管理を徹底すれば、陸上トレでは得られないバランスの取れた強靭な筋肉を手に入れることができます。

泳ぐ30分前のガス欠とカタボリックを防ぐアミノ酸ゼリー、そして上がった直後に糖質とタンパク質を叩き込むリカバリーパウチをプールバッグに忍ばせて、明日のプールから本気のボディメイクを始めてみませんか?
泳がない日の回復期間中は、リカバリーの質を高めて次のトレーニングに備えましょう…!

このブログでは他にも、忙しい毎日のなかで効率よく体づくりを進めるための「ハイスペック筋肉飯」や、おすすめの食品レビューを多数発信しています。

食事で無理なくタンパク質を満たすための完全攻略ガイドなど、こちらの記事も合わせて参考にしてください。

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