ロバート・キヨサキさん、山崎元さんが勧める「ほったらかし」投資

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この記事、こんな人にオススメです
・投資に興味はあるけど、よくわからない…
・手をかけなくてもいい投資がいいです
・無理なく始められるモノ、何かある??

もくじ

そもそも、投資をするのは何のため?

3つの基本的な理由

僕はずっと、「投資した方がいいよ」「しないと損だよ」みたいなプレッシャーから逃げてきました。

興味がないわけじゃないんです。

ただ、難しそう、めんどくさそう、その程度の理由で避けてきました。

お金に疎いまま、無為に年を重ねてしまいました。

周りは猫も杓子も投資、投資。何がそんなにあなたがたを駆り立てる?

このギモンへの答えは、ハワイの富豪・ロバート・キヨサキさんの「金持ち父さん」シリーズから。

金持ち父さんの投資ガイド 入門編」(筑摩書房、2002年、改訂2014年)の中で、キヨサキさんの師・金持ち父さんがこう解説しています。

「お金の面から考えた場合、人が投資するのには三つの基本的な理由、あるいは選択肢がある。それは、

1.安心していられること

2.快適であること

3.金持ちであること

の三つだ」

ロバート・キヨサキ「金持ち父さんの投資ガイド 入門編」(筑摩書房、2002年、改訂2014年)

安心のための投資

一つ目の「安心していられること」はよくわかります。

このままサラリーマンを続けていても、収入が給料が増え続けるとは限らない。

会社の展望も明るくない。

年金も減額されそう。

老後が心配。

銀行でお金を寝かせておくよりも、運用して増やした方がいい…

だから投資で「安心」を買うということですね。

快適さのための投資

二つ目の「快適であること」も大体同じようなものでしょう。

投資で資産を増やせれば、65歳まで働かなくても済む、とか、ダブルワークであくせく稼がなくて済むとか。今まで我慢していたちょっとした贅沢ができるようになるとか。

金持ちになるための投資

三つ目の「金持ちであること」はどうでしょうか。

金持ち父さんによると、素人が投資で超リッチになれる可能性は、まずないようです。

金持ちレベルの投資をする人は、「三つのE」を持っていなければならない、とあります。

教育(Education)
経験(Experience)
ありあまるお金(Excess cash)

…投資で金持ちになるには「ありあまるお金」が必要だなんて、なんだか身も蓋もないですね…。

でも確かに、投資にはお金を持っている人しか参加できないものがあります。

参加資格が、「投資のプロ」または「プロ並み」の人に限られているものです。

有資格者のことを金融商品取引法で「特定投資家」と言います。個人でも、資産額などの条件を満たせば「プロ並み」と認められます。

金融庁のウェブサイトに、特定投資家の定義が掲載されています。
ずいぶん遠い世界の話です…

なぜ、参加者限定の投資があるのかは僕にも理解できます。

それらの投資は、大きく儲かるかもしれないけど、大きく損するかもしれない。得も損も振れ幅が大きいので、万人にはお勧めしかねる。プロの皆さんは、「のるかそるか」の判断は自分でできるから大丈夫だよね、ということですね。

「安心」「快適」を確保するために小金をつくるのとは次元が違うようです。

安心、快適を求める投資は「頭を使わずにたやすくできる」

ここで取り上げるのは、

金持ちにはなれないけれど、「安心」「快適」を確保するための投資について。

キヨサキさんは「金持ち父さんの投資ガイド 入門編」でこう言っています。

「安心を求めるレベルや快適さを求めるレベルの投資は、できる限り機械的で、定式化されたものでなければならない。つまり、頭を使わずに、たやすくできるものだ」

「すべきことは簡単だーー働いて、稼いだお金をプロの資産運用者、あるいは資産運用会社に託して、長期的な投資をすればいい」

ロバート・キヨサキさん「金持ち父さんの投資ガイド 入門編」(筑摩書房、2014年)

機械的で、定式化されたもの、というのがキーワードです。

どんな投資商品を選べばいいか、はっきりとは書いていないのですが。

その後、答えがズバリ書いてある本に出合いました。

「ああ、これのことだ」と納得しました。

その本は、山崎元さんと大橋弘祐さんの共著「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 」(文響社、2015年)です。

じゃあ、具体的に何を選ぶ?たどり着くのはコレ

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 」は、生命保険会社や国内外の証券会社を渡り歩いてきた(転職歴12回!)経済評論家の山崎さんが、ズブの素人の大橋さんに投資のイロハをひとつひとつ教えていく、という対話スタイルで進んでいきます。

プロによる「投資信託のすすめ」

歴戦のツワモノ・山崎さんがお勧めしている投資商品の一つが、投資信託です。

山崎さんは大橋さんに向かってこう言います。

「投資信託は手間もかからないから、君みたいに金融知識が乏しくて、日中に仕事をしている人に合う。一日中画面を見ているのなんて、仕事してたらできないし、ずっとお金のこと考えているなんて嫌でしょう。だったら、そういう人向きの運用方法を覚えておくといいよ。頑張るのは本業だけで十分」

山崎元、大橋弘祐「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 」(文響社、2015年)

投資信託とは、

「いろんな会社の株をちょっとずつ集めた詰め合わせ」。

お菓子の詰め合わせには、おいしいものも、イマイチなものも入っています。

それと同じように、それぞれの株の価格は上がったり下がったりするけど、詰め合わせ全体に及ぼす影響は一部にとどまります。だから、大きく値上がりする可能性は小さい半面、大きく値下がりする恐れも少ないのです。

まさに、金持ちにはなれないけど、「安心」「快適」を得るのにぴったりですね。

運用は、投資信託運用会社という専門の会社が担います。

ポイントは「手数料を下げる」

山崎さんが紹介している買う時のポイントをいくつか。

運用管理費用の安いものを選ぶ

投資信託にかかる手数料は、買うときに支払う初期費用と、投資信託を持っている間ずっと支払いが発生する運用管理手数料があります。

山崎さんは言います。

「どの投資信託自体が上がるか下がるかわからない以上、運用管理手数料が低いところを選ぶのが合理的だし、逆に言うとそれくらいしか改善できる差はない」

山崎元、大橋弘祐「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 」(文響社、2015年)

買ったものの価格が上がるか下がるかは、誰にもわからない。自分でコントロールできる部分だけ押さえておけばよいーーというとってもわかりやすい教え。

販売手数料が安いネット証券を選ぶ

ネット証券の販売手数料が安いのは、ごく単純な理由です。実店舗を持っていないからです。
銀行などと比べ会社の維持費が安く済むし、窓口に置く社員の人件費もかかりません。だから手数料を押さえても商売が成り立つのです。

毎月分配型を選ばない

これは、単利ではなく複利を選ぶべし、ということです。

複利がもつ魔法のような力については、こちらの記事に書きました。よろしければお読みください!

ネット証券大手はこちら!

ちなみにネット証券大手を、純営業収益と開設口座数でみるとこうなります。

純営業収益口座数
SBI証券1,570億円約845万
楽天証券849億円約714万
マネックス証券298億円約219万
松井証券294億円約139万
GMOクリック証券246億円約48万
auカブコム証券176億円約140万
証券各社の純営業利益と口座数は、日本経済新聞社編日経業界地図 2023年版(日本経済新聞出版)から

ネット証券の口座開設手順は?

口座開設の手順は、どこのネット証券でもだいたい同じです。

・メールアドレスを登録
・本人確認書類の写しを送付(メール添付でOKの場合も)
・基本情報を入力
・特定口座か一般口座かを選択
(特定口座の「源泉徴収あり」を選ぶと、証券会社が税金を天引きするため確定申告不要に)
・審査を経て登録完了

手数料の安さで選ぶ…だけじゃない「インデックス型」のメリット

「アクティブ型」と「インデックス型」

ちなみに投資信託には、「アクティブファンド」と「インデックスファンド」があります。

アクティブファンド」は、投資信託運用会社のファンドマネジャーと呼ばれるプロが、詰め合わせの中身を選んで買います。

目利きがあなたに代わって選ぶのです。手間がかかるぶん、手数料は高めです。

これに対して、

インデックスファンド」は、機械的に詰め合わせの中身を選ぶタイプです。

だから手数料が安いのです。

インデックスとは、日経平均株価(日経225)TOPIX(東証株価指数)などの上場株式の値動きを表す指数のこと。

たとえばTOPIXに連動した「インデックスファンド」の投資信託は、TOPIXの算出に使われる東京証券取引所の上場銘柄を薄く広く、機械的に買います。

これに対して「アクティブファンド」の投資信託は、日経平均株価やTOPIXの値上がり幅よりも、つまり平均的な値上がり幅よりも大きく儲けることを目指します。プロが運用する以上、当然の目標です。

で、どっちがいいのか?

買うなら「インデックスファンド」か。それとも「アクティブファンド」か。

興味深いデータを取ったジェームズ・P・オショネシーさんという人がいる。

著書「ウォール街で勝つ法則:株式投資で最高の利益を上げるために」はちょっとした希少本で、残念ながら原典に当たれませんでした(大きな図書館を探せば見つかると思うけど)。

ロバート・キヨサキさんの「金持ち父さんの投資ガイド 入門編」で紹介されているくだりを孫引きします。

彼ら(資産運用者)はみな、自分には人より勝った洞察力、知性、儲かる株を選ぶ能力があると思っている。それでも、彼らの80パーセントは、S&P500(アメリカの代表的株価指数の一つ)より低い運用実績しかあげられあいのがふつうだ

うーん。ファンドマネジャーなどと聞くとキレッキレの相場師を連想しますが、彼らプロのほとんどが「機械的で、定式化された」インデックスファンドの運用実績に勝てない、らしいのです。

長々と書きました。やっと結論です

「安心」「快適」のための投資ならば、インデックスファンドの投資信託がよさそう。

おさらい|ネット証券大手はこちら

ちなみに、投資信託は証券会社に口座を開かないと買えません。

ネット証券大手の一覧はこちら。

純営業収益口座数
SBI証券1,570億円約845万
楽天証券849億円約714万
マネックス証券298億円約219万
松井証券294億円約139万
GMOクリック証券246億円約48万
auカブコム証券176億円約140万
証券各社の純営業利益と口座数は、日本経済新聞社編日経業界地図 2023年版(日本経済新聞出版)から

おさらい|ネット証券の口座開設手順

口座開設の手順はだいたいどこでもこうです(再掲)。

・メールアドレスを登録
・本人確認書類の写しを送付(メール添付でOKの場合も)
・基本情報を入力
・特定口座か一般口座かを選択
(特定口座の「源泉徴収あり」を選ぶと、証券会社が税金を天引きするため確定申告不要に)
・審査を経て登録完了

山崎さんによると、投資信託は日本だけでも5000種類以上あります。

何を買えばよいのか、素人にはとてもわかりません。人は選択肢が多すぎると選べないものです…。

そこで山崎さんはズバリ、お勧めの銘柄も紹介しています。

興味のある方はぜひ、「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 」をご一読ください!

あらためて、今回の参考書

・ロバート・キヨサキさん
 金持ち父さんの投資ガイド 入門編
・山崎元さん&大橋弘祐さん

 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

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