三浦しをんさんの小説「舟を編む」あらすじを簡単に
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出版社「玄武書房」の辞書編集部が舞台
三浦しをんさんの小説「舟を編む」は、神保町にある総合出版社・玄武書房の辞書編集部が舞台です。
編集部のメンバーは、ベテラン編集者の荒木公平(59)、チャラい若手社員・西岡正志(27)、決して感情を表に出さない契約社員の女性・佐々木さん(40代)。
松本先生とともに30年、辞書一筋に歩んできた荒木は定年まで2か月。
自分の後継者となる辞書編集者はいないかと社内を探しまわっています。
主人公・馬締(まじめ)は「変な奴」「言葉のエキスパート」
荒木は、営業部でお荷物扱いだった馬締光也(まじめ・みつや、27歳)を辞書編集部に引っ張ってきます。この馬締が、「舟を編む」の主人公です。
馬締は天パのボサボサ頭で、何を聞いてもトンチンカンな答えを返す「変な奴」。
子どものころから本だけが友だちで、言葉に興味を持ち、大学・大学院で言語学を学んだ経歴の持ち主です。人とコミュニケーションをとるのが苦手な、不器用な男。でも、言葉に対する豊富な知識と、鋭い感覚を持っています。
荒木と松本先生の夢「大渡海(だいとかい)」刊行
小説には、最後まで読むとようやくタイトルの意味が分かるものが多い気がしますが、「舟を編む」は、序盤でタイトルの意味が明かされます。
30年間、辞書編集部を支えてきた荒木と松本先生には、夢がありました。
それは、新しい国語辞典「大渡海(だいとかい)」を編纂、刊行すること。
タイトル「舟を編む」の意味は…
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「言葉の海を渡る舟=辞書」を作る決意
行きつけの中華料理屋で開かれた馬締の歓迎会で、定年間近の荒木は、
「なぜ、新しい辞書の名を『大渡海』にしようとしているか、わかるか」と馬締に語り掛けます。
「辞書は、言葉の海を渡る舟だ」
「ひとは辞書という船に乗り、暗い水面に浮かびあがる小さな光を集める。もっともふさわしい言葉で、正確に、思いをだれかに届けるために。もし辞書がなかったら、俺たちは茫漠とした大海原をまえにたたずむほかないだろう」
松本先生が続けます。
「海を渡るにふさわしい舟を編む」
「その思いをこめて、荒木君とわたしとで名づけました」
ぼーっとピーナッツをかじっていた馬締は、これを聞いてスイッチが入ります。
荒木から馬締に、辞書編集者の魂が引き継がれる、ちょっとゾクゾクする場面です。
「愚直さ、ひたむきさ、情熱が人を動かす」ことを教えてくれる小説
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対面のコミュニケーションが苦手な馬締
僕が「舟を編む」に引き込まれたのは、馬締が、その愚直さ、ひたむきさ、情熱で周りの人を動かしていくところ。
でも、馬締は対面のコミュニケーションが苦手です。
その馬締が、どうやって人の心を動かしていったのでしょうか?
タケおばあさんに吐露「編集部で浮いているんです」
馬締は大学に入った18歳の頃からずっと、春日の下宿「早雲荘」に住んでいます。大家のタケおばあさんは、そんな馬締のことをだれよりも理解しています。
営業部から辞書編集部に来て3か月たったころ、馬締とタケおばあさんは一緒に食卓を囲みながら、こんな会話を交わしています。
「俺は、考えることはいくらでもできますが、なにを考えたのかをひとに説明するのがうまくない。端的に言って、辞書編集部内で浮いているんです」
「みっちゃん。いままであんたが、浮いてなかったことがあるのかい。本ばっかり読んで、ここにだって友だちも彼女も一人もつれてきたことがないじゃないか」
「いませんから」
「だったらいまさら、なんで浮いてることを気に病むのかねえ」
(中略)
「みっちゃんは、職場のひとと仲良くなりたいんだね。仲良くなって、いい辞書を作りたいんだ」
馬締の願い「伝えたい。つながりたい。」
馬締はタケおばあさんにこういわれ、気づきます。
伝えたい。つながりたい。
という自分の思いに。やがて、その思いをぶつける相手が現れます。
馬締に心動かされた人①恋のお相手・香具矢(かぐや)さん
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馬締、香具矢さんとひとつ屋根の下で暮らす
馬締のひたむきさに心を動かされた1人目は、林香具矢(はやし・かぐや)さん。
香具矢はタケおばあさんの孫で、板前をしています。
高齢のタケおばあさんをそばで支えるため、修行先の京都から戻ってきて、早雲荘で暮らし始めます。
つまり、馬締と香具矢さんはひとつ屋根の下に暮らすことに。
出会いの第一声は「うひょっぐ」
はじめて香具矢さんに会った時、馬締が上げた第一声は「うひょっぐ」。
ひとは一目惚れするとき、自分でも想像できないような声を出してしまうようです。
(この「うひょっぐ」。オーディオブックやドラマでは、どんな声のトーンで表現するのでしょう。
朗読者や俳優を悩ませそうです)
馬締は香具矢さんにすっかり持っていかれます。しかし、彼女いない歴27年。
香具矢さんの誘いで、一緒に後楽園ゆうえんちに遊びに行っても、ろくに話せないし、何もアクションを起こせません。
便箋15枚に及ぶ馬締の「恋文」
馬締は、手紙で香具矢さんに気持ちを伝えることにします。便箋15枚に及ぶ大作です。
「伝えたい」という思いを、こんな言葉で書いています。
多くの書物に囲まれ、けれど私は一人です。伝わらないかもしれないという恐れに負け、自分からは何も行動を起こさずに過ごしてきた報いです。
このままでは私は、だれかと本当の意味で語らうことも、親しく触れ合うことも、相手の思いを知り、自分の思いを知ってもらうこともできぬまま終わる。畢竟、書物が人にもたらしてくれる喜びを、真に味わうこともできない。自身の現状を、遅まきながらそのように認識いたしました。それは嫌だと、私の中で激しく声を上げるものがあるのです。
勇を奮おうと思います。
ところどころに漢詩を交えながら、馬締は壮大で、難解で、でも真っすぐな手紙をつづります。
(「舟を編む」の巻末には、特典として、馬締の恋文全文が収録されています…!)
難解すぎたラブレター|戸惑う香具矢
1週間たっても、香具矢からの返事はありません。香具矢は、馬締の手紙が難解すぎて、これがラブレターなのかどうか、確信が持てなかったのです。
馬締はしびれを切らし、仕事を終えて早雲荘に戻ってきた香具矢に話しかけます。
「返事をいただきたいんです」「こここ」「恋文の話です」
香具矢はこれを聞いてようやく、あの手紙が愛の告白だったのだと知ります。
その瞬間、頬を上気させ「ごめん!」と言い残して2階の自室に駆け上がります。
猫かと思ったら香具矢だった!2度目の「うひょっぐ」
馬締は気落ちして、しばらく呆然としたのち、自室に引き上げます。
思いは届かなかった…万年床に潜り込んだ馬締は、香具矢の名前を呼ぶ代わりに、下宿の飼い猫「トラさん」の名前を呼び続けます。
「トラさん」「トラさん」と嗚咽しながらつぶやき、やがて眠ってしまいます。
やがて腹の上に重みを感じます。トラさんが帰ってきたのです。
馬締は「来てくれたのか」と声を掛け、手を伸ばします。
それはトラさんではなく、香具矢でした。
「うん、来たよ」
「うひょっぐ」(中略)
「あんなに丁寧で思いのこもった手紙をもらって、来ないわけにいかないでしょ」
こうして2人は結ばれます。
コミュニケーションが苦手が馬締が、香具矢への愛と「伝えたい」という思いを全て込めた手紙。
ちゃんと香具矢の心に届き、香具矢の心を動かしたのです。
馬締に心動かされた人②チャラい先輩・西岡正志
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「どうしたら、何かに夢中になれるのだろう」
軽くて、お調子者で、誰とでもコミュニケーションが取れるチャラ男・西岡。
馬締は、辞書編集部の中で「自分は浮いている」と悩んでいましたが、実は西岡こそ、自分が浮いていると感じていました。
馬締も、荒木も、松本先生も、言葉に対して、辞書の編纂という仕事に対して、異常なまでの情熱を持っています。西岡はこんなことを考えています。
いったいどうしたら、なにかに夢中になれるのだろう。これしかないと思い定めて、ひとつのことに邁進できるのだろう。(中略)
辞書に魅入られた人々は、どうも西岡の理解から外れる。まず、仕事を仕事と思っているのかどうかからして不明だ。給料を度外視した額の資料を自費で購入したり、終電を逃したことにも気づかず、調べ物のために編集部に籠っていたりする。(中略)
なぜそこまで打ち込めるのか、謎としか言えない。見苦しいとさえ思うときがある。だけどももし俺に、まじめにとっての辞書に当たるようなものがあったら。(中略)
きっと、いまとはまったく異なる形の世界が目に映るのだろう。胸苦しいほどの輝きを帯びた世界が。
夢中にライフワークががある人、「自分の道はこれだ」と定めている人など、なかなかいません。
僕は、西岡の気持ちがよくわかります。西岡と同じで、自分の道などわからないまま大人になってしまったからです。おそらく、大半の人がそうでしょう。
何かに一心に打ち込める人生が羨ましい。「舟を編む」には、西岡の馬締に対する羨望にも嫉妬にも似た気持ちが鮮やかに描かれていて、すごく共感できます。
「大渡海」制作続行と引き換えに、編集部を去る西岡
実は西岡は、辞書編集部から広告宣伝部への異動が決まっています。
辞書の編集は莫大なお金がかかるため、会社は「大渡海」刊行を渋っていました。
社内に顔が利く荒木が交渉した結果、会社はいくつかの条件をつけて「大渡海」刊行を認めます。
その条件の一つが、編集部員の削減。西岡が編集部から出ることになったのです。
「西行」の語釈修正を渋る大学教授にタンカを切る
西岡は残された時間で、馬締が苦手な渉外業務に当たります。
外部執筆者との原稿のやりとりです。西岡は、中世の原稿を依頼した中世文学専門の大学教授のもとに赴きます。
大学教授が書いたのは「西行」(平安~鎌倉期の武士・僧侶)の語釈でした。しかし、指定の字数を大幅に超過しているだけでなく、主観的で曖昧な記述ばかり。
西岡は、馬締が書き直した修正稿を示します。
大学教授はこれに納得せず、厭味ったらしく西岡に土下座を要求します。
腹芸ならお手のもの。西岡は膝をつきかけますが、「違うよな」と思い直します。
どう考えても、馬締が手を入れた修正稿の方が「大渡海」にふさわしい。
卑屈になる必要なんかない。そんなことしなくても、馬締が情熱を注ぎこんだ「大渡海」の価値はいささかも揺るがない。
情報通の西岡は、大学教授に愛人がいることを知っていました。それを匂わせて教授をたじろがせ、修正を飲ませます。そして、捨て台詞を吐いてきびすを返します。
「長く愛され、信頼される辞書を、うちの馬締はきっと作りあげるでしょう。先生の名は、その辞書の執筆者一覧に載る。原稿を書いたのは、実質的には馬締ですけどね」(中略)
「先生はいま、実よりも名を取る、非常に賢明な判断をされたってことですよ」
強烈です。
西岡の名言「俺は名よりも実を取ろう」
そして、「俺は名よりも実を取ろう」と心に決めます。
どの部署に行っても、「大渡海」編纂のために全力を尽くす。名前など残らなくていい。
いつのまにか、馬締の情熱が、チャラ男・西岡にも伝染していたのです。
西岡はこんな決意を胸に秘めて、辞書編集部を去ります。
大切なのは、いい辞書ができあがることだ。全てをかけて辞書を作ろうとするひとたちを、会社の同僚として、渾身の力でサポートできるかどうかだ。(中略)
だれかの情熱に、情熱で応えること。
西岡がこれまで気恥ずかしくて避けてきたことは、「そうしよう」と決めてしまえば、案外気楽で胸躍る思いをもたらした。
このくだりを電車の中で読んでいて、うかつにも涙と鼻水が止まらなくなってしまいました。
「舟を編む」は、自室で読むことをお勧めします…!
「だれかの情熱に、情熱で応えること」は仕事の醍醐味
「誰かの情熱に、情熱で応える」。この言葉、すごくいいと思いませんか?
チームで仕事をするということは、単なる分業じゃないんだ、とあらためて気づかされます。
互いの熱に感化され、同じゴールに向かう。より高次な結果を目指す。仕事を通じてそんな体験ができるのは、幸せなことです。
馬締に心動かされた人③入社3年目の岸辺みどり
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西岡が去ってから13年後
西岡が去ってから、13年の歳月が流れます。
40歳になった馬締は、辞書編集部の主任になっています。とはいえ、社員は馬締1人。
OBとして編集部の仕事をサポートする荒木、松本先生、契約社員の佐々木さんという顔ぶれは変わっていません。
「大渡海」はまだ、完成していません。
収録予定の見出し語は20万語超。馬締がこつこつと、語釈の原稿を書きため、中身はおおむね固まっています。
それにしても、1冊の書物が13年かけても完成しないとは…辞書編集の世界はすさまじいです。
岸部、花形女性誌「ノーザン・ブラック」から暗黒の辞書編集部へ
チャラ男・西岡が去ってから13年間、いちども人員補充がなかった辞書編集部。
そこに、入社3年目の岸辺みどり(きしべ・みどり)が配属されます。岸辺は花形の女性ファッション誌「ノーザン・ブラック」編集部あがり。
なにもかもがキラキラしていた女性誌の現場から、地味で地道で日の当たらない辞書編集部への転身です。
相変わらず冴えない馬締、境遇を嘆く岸辺みどり
岸辺は自分の境遇を嘆きます。
同世代の編集者やライターに囲まれていた女性誌編集部と違い、辞書編集部で毎日顔を合わせるのは、いかにもうだつの上がらない馬締主任だけ。
馬締は相変わらずのボサボサ頭で、流行おくれの白いワイシャツに黒い袖カバーをして、古い資料と毎日にらめっこしながらブツブツつぶやいています。
岸辺みどり、13年前の馬締の恋文を「発見」
馬締はろくに仕事の指示も出してくれません。
岸部みどりは仕方なく、業務多忙で散らかり放題だった編集部の机や書棚の片づけを始めます。
片づけをしながら見つけたのは、「㊙ファイル」と銘打たれた古い資料。
それは13年前、去り際に西岡が残した引き継ぎ資料でした。
岸部みどりはこれに加えて、馬締が香具矢に宛てた13年前の恋文を目にします。
チャラ男・西岡は「㊙ファイル」と一緒に、馬締の恋文のコピーを編集部の本棚に隠していました。岸部みどりはそれを見つけたのです。
西岡は当時、馬締から「香具矢さんへの恋文を書きました。講評をお願いします」と頼まれ、事前に全15枚の手紙を読んでいました。そのとき、面白がってコピーを手元に残していたのです。
なんてひどいイタズラ…と思うのですが、この手紙が、岸部みどりを感化します。
心を映した不器用な言葉を、勇気をもって差し出すほかない
手紙には、当時27歳だった馬締の空回りする熱意と、不器用さがすべて表れていました。
馬締は言葉のエキスパートであるはずなのに、言葉をちっともうまく使いこなせていない。わかるのは、「香具矢さんに愛を伝えたい」という気持ちと、苦悩と、もどかしさ。そして、馬締がありったけの勇気を振り絞ったこと。
岸部は胸を打たれます。そして、気づきます。
まじめさんも、もしかしたら、若いころは私と同じだったのかもしれない。ううん、いまも同じなのかも。人間関係がうまくいくか不安で、辞書をちゃんと編纂できるのか不安で、だからこそ必死であがく。言葉ではなかなか伝わらない、通じあえないことに焦れて、だけど結局は、心を映した不器用な言葉を、勇気をもって差し出すほかない。相手が受け止めてくれるよう願って。
言葉で伝えるって難しい。でも、言葉で伝えるしかない。コミュニケーションって、本当に難しいです。
僕は人生の師に「伝えよう、という努力をやめてはいけない」と言われたことがあります。この言葉を胸に刻んでいるんですが、岸部みどりは若かりし頃の馬締の手紙から、同じことを読み取ったのです。
言葉を集めることは、歪みの少ない鏡を手に入れること
岸部みどりはまた、馬締の手紙に触れたことで、辞書の意味、辞書編纂という仕事の意味についても思いを巡らせます。
たくさんの言葉を、可能なかぎり正確に集めることは、歪みの少ない鏡を手に入れることだ。歪みが少なければ少ないほど、そこに心を映して相手に差し出したとき、気持ちや考えが深くはっきりと伝わる。一緒に鏡を覗きこんで、笑ったり泣いたり怒ったりできる。
辞書を作るって、案外楽しくて大事な仕事なのかもしれない。
岸部みどりがこの時に得た気づきは、かって、27歳だった馬締が辞書編集部に配属されたとき、定年を目前に控えた大先輩・荒木に言われた言葉とシンクロしています。
これです。
「辞書は、言葉の海を渡る舟だ」
「ひとは辞書という船に乗り、暗い水面に浮かびあがる小さな光を集める。もっともふさわしい言葉で、正確に、思いをだれかに届けるために。もし辞書がなかったら、俺たちは茫漠とした大海原をまえにたたずむほかないだろう」
言葉は誰かに気持ちを伝える道具|辞書はその道しるべ
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ふさわしい言葉を使って、相手に気持ちを伝える。はっきりと。深く。
辞書とは、そんな人間の「伝える」という営みを支える存在である—。
荒木から馬締に引き継がれた辞書編集者の魂は、このとき、馬締から岸部みどりに受け渡されたんですね。ただし、馬締の預かり知らないところで…。
この場面もとっても印象的です。やっぱり、電車の中で涙と鼻水を垂らしてしまいました。。
「舟を編む」の楽しみ方は?
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「舟を編む」はオリジナルの小説はもちろん、アニメ版、映画版、ドラマ版もあります。
小説は文芸春秋刊|2012年本屋大賞を受賞
小説「舟を編む」は光文社から刊行されています。2012年に本屋大賞を受賞しています。文庫も出ていますよ。
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まとめ読みなら、サブスク型のkindleアンリミテッドがおすすめです!
映画版は2013年公開|キャストはこちら
「舟を編む」映画版はは2013年に公開されています。気になるキャストは…?
馬締光也|松田龍平さん
西岡正志|オダギリジョーさん
林香具矢|宮崎あおいさん
岸辺みどり|黒木華さん
荒木公平|小林薫さん
松本先生|加藤剛さん
小説では、松本先生は「鶴のように細身で、ツルツル頭の枯れた老人」なのですが、映画ではずいぶん二枚目のようです。僕のイメージでは、加藤剛さんではなく、笠智衆さんだな…
2024年にドラマ化!岸辺みどりが主役に
この記事を書いている2024年、NHKが「舟を編む~私、辞書つくります~」というタイトルでドラマ化しました。岸辺みどりの視点で描いたアレンジ版。キャストはというと…
岸辺みどり|池田エライザさん
馬締光也|野田洋次郎さん
西岡正志|向井理さん
林香具矢|美村里江さん
荒木公平|小林薫さん
松本先生|柴田恭兵さん
小説では、松本先生は「鶴のように細身で、ツルツル頭の枯れた老人」なのですが、ドラマではずいぶんイケおじのようです。柴田恭兵さん…かっこよすぎる気がする…
映画・ドラマ版をサブスクで観るなら
「舟を編む」の映画・アニメ・ドラマは、U-NEXT、Huluで観られます!
U-NEXT
「舟を編む」映画版とアニメ版は通常プランで観られます。
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「舟を編む」映画版とアニメ版が観られます!
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(以前は無料トライアル期間がありましたが、いまはありません…!)
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