おカネを増やす原動力「複利」の効果と仕組み|えっ、人類最大の発明?

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この記事でわかること
・人類最大の発明??「複利」の仕組み
複利を味方につければ、お金を上手に増やせるぞ!

もくじ

「貧しい家に生まれ、金持ちになった人の特徴」とは?

「複利の力」を自分の味方につけている!

ハワイの富豪・ロバート・キヨサキさんが「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」(筑摩書房、2001年、改訂2013年)のなかで、こんな調査結果を紹介しています(出典は書かれていないのですが…)。

「貧しい家に生まれ、金持ちになった人の特徴」3つ
長期的な見通しとプランを持っている
あとになって報われることが肝心だと思っている
複利の力を自分に有利に利用する

計画的で、ストイックに突き進むひとが成功する、ということのようですね。

では、財産を失う人の特徴は?

「複利の力」をマイナスの方向に使ってしまう!

「お金持ちの家に生まれ、財産を失った人の特徴」はその逆、だったそうです。

短期的な見通ししかもっていない
すぐに満たされることを望んでいる
複利の力をマイナスの方向に使う

あとさき考えず、浪費を繰り返すドラ息子ですね。落語に出てきそう。

そしてどちらにも、「複利」というキーワードが出てきます。

天才物理学者・アインシュタインの格言

「複利は人類最大の発明だ」

複利といえば、有名な言葉があります。

複利は人類最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う

物理学者のアルバート・アインシュタインが語ったとされています。

複利と単利はどう違うの??

複利=利子を元金に繰り入れることで、さらに利子を生む

投資で受け取る金利には、「複利」と「単利」があります。

複利の場合、

1年目の運用で元金に利子が付く
その利子を元金に繰り入れる
2年目は「元金+1年目の利子」の合計額に利率がかけられ、さらに利子を生んでいく

という流れです。

問題①100万円年利5%10年複利運用すると、いくらになる?

100万円年利5%10年運用する場合、複利を選ぶとこうなります。

 元金+前年利子利子
運用開始時1,000,000
1年目1,050,00050,000
2年目1,102,50052,500
3年目1,157,62555,125
4年目1,215,50657,881
5年目1,276,28260,775
6年目1,340,09663,814
7年目1,407,10067,005
8年目1,477,45570,355
9年目1,551,32873,873
10年目1,628,89577,566

答えは、162万8895円でした!

問題②100万円年利5%10年単利運用すると、いくら?

一方、単利の場合は、

元金に対する利子を毎年受け取る

ことになります。こちらは単純ですね。

100万円を年利5%10年、単利で運用するとこうなります。

 元金利子
元金1,000,000
1年目1,000,00050,000
2年目1,000,00050,000
3年目1,000,00050,000
4年目1,000,00050,000
5年目1,000,00050,000
6年目1,000,00050,000
7年目1,000,00050,000
8年目1,000,00050,000
9年目1,000,00050,000
10年目1,000,00050,000

うん、表にするまでもなかったです。
答えは、150万円でした。

単利だと、複利で運用するのと比べて12万8895円 損するのですね。

複利を味方につける秘訣は?

複利と単利の利益差は、時間がたてばたつほど広がる…

100万円を複利で運用すると、10年後には162万8895円になります。

単利で10年運用した場合は、150万円。その差は、12万8895円でした

20年30年たてば、その差はもっと広がっていきます…!

複利運用の秘訣は「受け取りの先延ばし」=今は我慢!

複利での運用にはガマンが必要です。
運用益を受け取らず、元手に回すからです。
利子が発生しても受け取らず、その利子をまた運用に回すのです。

運用している間、受け取れるものは何もありません。ひたすらガマン、忍耐の日々です。
しかし、受け取りを先に延ばせば延ばすほど、運用に回したお金はパン生地が膨らむようにむくむく増えていきます。複利はお金を増やすエンジンなのです。

10年後の見通しを持ち、「俺は最後に得をとるのだ」と腹をくくれる漢(おとこ)が、より多くの金を作れるのですね。

10年後まで、あなたは何も受け取ることができないのです。

単利なら、いっときの満足は得られても、増えた分は消えちゃう

他方、単利であれば、利子の5万円が毎年手に入ります。

その5万円で高級レストランに行くもよし、新型iPhone購入の足しにするもよし。

せっかくの運用益はあぶく銭のごとく消えてしまいますが、あなたはいっときの満足を得ることができます。

「小金ができた」と浮足立ってプチ贅沢に走る輩は、ちょっとしかお金を残せません。

「と…とうし? 透視?」

というレベルのぼんやりさんは、なんにも残せないのです!

金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」にある調査結果のとおりです。

便利!複利計算のお助け技

複利の計算は小難しいです。

でも、簡単な式で「どのくらいのペースでお金が増えていくか」がわかります。

72の法則

72の法則」と呼ばれるものがそのひとつ。

元金が2倍になるまでのおおよその期間がつかめます。

いろんな本やサイトで紹介されているから、知っている人もいるかもしれません。

僕は、山崎元さんと大橋弘祐さんの共著
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください」(文響社、2015年)
を読んでこの式を知りました。

この本は「放っておくだけの投資がいいんだけどな~。何がいいのかな~」と考えている人におすすめ。(こちらの記事で紹介してます)

式は、

72÷年利(%)=元金が2倍になるまでの年数

これだけです。

さきほど、100万円を年利5%で運用した場合、10年でおおよそ1.6倍に増えることをお示ししました。

では、100万円を倍の200万円に増やすには、何年かかるでしょうか?

計算すると…

72÷5(%)=14.4(年)

15年たてば倍になるのですね。

スマホ電卓でも使える小技!「1+金利」××「元金」==

小技をもうひとつご紹介します。

元金が複利でどう増えていくかは、じつは電卓で簡単に計算できます。

もちろんスマホ電卓でも。

操作は、「1+金利」と「元金」の間に「かける」を2回。

あとはイコールを押すたびに、1年後、2年後、3年後・・・の総額が出る。

こうです。

1.05 ×× 1,000,000
=1,050,000
==1,102,500
===1,157,625
====1,215,506.25
=====1,276,281.5625

注意!順番を間違えると「利率1億%×1.05円」に

先に入力する方が利率です。お間違えなく。

1,000,000××1.05」と入力すると、「利率1億%×1.05円」の複利計算、ということになります。

桁が足りなくなって、すぐ「E」(エラー)が出ます。

電卓の複利計算法は、もしかしたら常識なのかもしれません。

でも、僕は知らなかったのです。恥ずかしながら。

高井浩章さんの「おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密」(インプレス、2018年)を読んで、はじめて知りました。この本ではじめて知ったことは他にもあります。いずれ書こうと思います。

やはり、大事なのは勉強!

本を読まないのは怖いことです。

この一事をもってしても、お金に強くなろうと思ったら「まず勉強」だということがわかります。

最後に再び、「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」からキヨサキさんの言葉を引きます。

複利の力はお金だけでなく、何かを達成しようとするときに一般に利用できる。ヨチヨチ歩きでも歩きつづければ、知識や経験による「複利の力」を利用できる。

ロバート・キヨサキ「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」(筑摩書房、2001年、改訂2013年)

あの本で読んだことと、この本で読んだことが、線でつながるような感覚になることがあります

知識の「複利の力」とは、そういうことを言うのでしょう…!

あらためて、本日の参考書

・ロバート・キヨサキさん
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント
・山崎元さん&大橋弘祐さん

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください
・高井浩章さん

おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密

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