「金持ち父さん」「キャッシュフロー・クワドラント」「投資ガイド 入門編」感想まとめ|本当の資産って??

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もくじ

僕たちがお金に困っているのはなぜ?

僕はこのままサラリーマンを続けても、決して金持ちになれないんだ…」

この見出しはですね…

ハワイの富豪・ロバート・キヨサキさんのベストセラー「金持ち父さん 貧乏父さん」(筑摩書房、2000年、改訂2013年)を読んだ時の感想です。

ということをハッキリ悟りました。

この本のもっとも面白いところは、「資産とは何か」を明確に説明してくれるところ。

みんながお金に苦労するのは「資産とは何かがわかっていないから」

金持ち父さん 貧乏父さん」には、
多くの人がお金のことで苦労するのは「資産ってそもそも何なのか、わかっていないからだ」ということが書いてあります。

2作目の「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント
3作目の「金持ち父さんの投資ガイド 入門編
も紹介しつつ、「資産って何??」という今回のお題について書いていきたいと思います。

順を追ってご紹介します…!

ロバート・キヨサキさんはこんな人

なんとホームレス経験者だった!

・1947年、アメリカ・ハワイ州生まれの日系4世

海兵隊のパイロットを経て、ゼロックスに就職。コピー機のセールスマン

・最初に始めた事業は「珍しいコインのお店」

サーファーウォレット(サーファー向けのベルクロ式財布)の製造で成功

・サーファーウォレット事業は過当競争で撤退。いっとき、奥さんと2人でホームレス

・その後、復活して大富豪になる

「金持ち父さん 貧乏父さん」はこんな本

「金持ち父さん」はキヨサキさんの親友・マイクのお父さんのこと

お金持ちになりたい人事業を起こしたい人に必要なマインドを解説

貧乏父さん」とは、キヨサキさんの実父のこと。高学歴のエリートで、ハワイの教育行政をリードする教育者。でも、いつもお金に苦労していた

金持ち父さん」とは、キヨサキさんの幼なじみ・マイクの父親のこと。キヨサキさんにとっては幼いころからの人生の師

・学歴はないが、「お金の本質」を知り抜いていたマイクの父さんはやがて、ハワイいちの大富豪になる

・キヨサキさんが子どものころから教えを受けてきた2人の父さん」は何が違っていたのか?…というお話

資産とは??

辞書をひいてみると…「財産」「身代」

「資産」の定義とは??

手元にあった「旺文社国語辞典 第十版」(旺文社、2005年)にはこうあります。

土地や建物、金銭などの財産。身代(しんだい)
・金銭に換算して見積もることができ、生活や事業の資本となる有形無形の財産

うん、そういうことですよね。

金持ち父さんの「資産の定義」

「資産は、君のポケットにお金を入れてくれる」

キヨサキさんの師、金持ち父さんによる「資産」の定義はこうです。

反対語の「負債」についてもわかりやすく解説しています。

・資産は君のポケットにお金を入れてくれる。

・負債は君のポケットからお金を取っていく。

ロバート・キヨサキ「金持ち父さん 貧乏父さん」(筑摩書房、2000年、改訂2013年)

資産その①「自分が働かなくてもお金を生むもの

ポケットにお金を入れてくれるものとは何でしょうか?

金持ち父さんの定義に従って、資産には具体的にどんなものがあるのか、考えてみます。

ひとつは、

自分が働かなくてもお金を生んでくれるもの」すべて。

例えば…

賃貸用の不動産

もしワンルームマンションを持っていて人に貸していたら、そのマンションは持ち主がぐうたら寝ていても賃収入をもたらしてくれます。

株券

株券は、「配当」という形で毎年、株主に利益の分け前をもたらしてくれます。

ただし、企業の業績が良ければ、ですが。

ひと昔まえは、高配当の企業といえば電力会社だったそうです。

でも、福島第一原発事故後の原発の稼働停止、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー危機などで、今や電力会社は軒並み赤字。配当など望むべくもないのが現状です。

小説著作権

小説の著作権はまあ…一例として。一念発起して書いた作品が直木賞でも取れば、単行本化されて印税収入が入ってきます。とはいえ売れっ子作家になるのは、自分でビジネスを起こして成功させるよりも、よほど難しいかもしれません。。

資産その②「売れば利益が出るもの」

「ポケットにお金を入れてくれるもの」には別のパターンもあります。それは「売れば利益が出るもの」。いろいろありますね。

  • 株券
  • 宝飾品
  • 先祖伝来の美術品
  • コレクターズアイテム

ちなみに僕は、何も持っていません!悲しいことに。

金持ち父さんの名言!

「持ち家は負債だ!」

一般には資産といわれているものでも、「売れば利益が出る」という定義に照らすと、当てはまらないのがあります。典型的なものは、ふたつ。

  • 持ち家

持ち家の価値はふつう、時間の経過とともに下がっていきます

物件がよほど立地に恵まれているか、不動産バブルでも起きない限り、

「買った時より高く売れる=売れば利益が出る」ことはないのが現実です。

車も同じです。年式が古くなるほど、走行距離がふえるほど、査定価格は下がります。

買ったときより高く売れることは、まずありません。

えっ、持ち家って資産じゃないの?

常識を揺さぶられてオロオロする僕たちに、金持ち父さんはズバリ、こう言うのです

「持ち家は負債だ」

ロバート・キヨサキさん「金持ち父さん 貧乏父さん」(筑摩書房、2000年、改訂2013年)

そのココロは?じゃあ、家は買わないほうが賢明なの??

この話は、またいずれ書こうと思います(→こちらに書きました!)。

▼参考記事、こちらです!

ここから先は、「金持ち父さん 貧乏父さん」の続編「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」をご紹介します!

「キャッシュフロー・クワドラント」はこんな本

金持ちになるには、事業家か投資家になるべし

・「金持ち父さん」シリーズ2作目(たぶん、これが最高傑作です

・職業人を4つのタイプ「サラリーマン」「自営業者」「事業家」「投資家」に分類
(この4タイプの分類表をキヨサキさんは「クワドラント」と呼んでいます)

・お金持ちになりたければ「事業家」そして「投資家」を目指すしかないことを、経済社会の仕組み、会社法、税制などさまざまな観点から説明

・まず目指すべき「事業家」に必要なマインドを、前作以上に具体的に解説。キヨサキさんの幼なじみの父親である「金持ち父さん」の教えがちりばめられた一作

金持ち父さんからの出題|金(ゴールド)は資産か?

(ゴールド。カネではありません)はよく、「安定資産」といわれます。

ロシアによるウクライナ侵攻で景気に対する不安が高まり、手持ちの財産を金に替える人が増えたそうです。

このことからも、「安定資産」としての人気ぶりがわかります。

金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」の中に、少年時代のキヨサキさん金持ち父さんの問答が出てきます。

お題は、金は資産か否か。

キヨサキ少年の回答「ゴールドこそ、真のお金です」

キヨサキ少年は、(ゴールド)こそが、時代をこえて生き残った真のお金だと答えます。

うん、やっぱりそう思うよね。

なんてったって、泣く子も黙る安定資産なのですから。

師いわく「資産と言えるのは、買値より高く売れたときだけ!」

すると金持ち父さんは、こう指摘します。

キヨサキ少年に教えさとすように

「金が資産となるのは、買った時の値段より高く売ることができる場合だけだ」

ロバート・キヨサキさん「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」(筑摩書房、2001年、改訂2013年)

金持ち父さんの説明は、実に理路整然としています。

金の取引価格は日々変化しています。

かんたんな例で考えてみましょう。

買値10万円→売値15万円なら「資産」

10万円で買った金が順調に値上がりして15万円で売れたら、その金は間違いなく「資産」といえます。

あなたのポケットにお金を入れてくれたから。

買値15万円→売値10万円なら「負債」

逆に、15万円で買った金を、泣く泣く10万円で売ったとしたら(どうしても現金が必要になったとして)、その金は結果的に「負債」だったことになります。

この金の売買で、あなたのポケットから5万円が消えているから。

どんな財産も「資産になりうるし、負債になりうる」

金持ち父さんが言っているのはつまり、

どんな財産も「資産になりうるし、負債になりうる」ということなのですね。

金持ち父さんの名言、再び炸裂

「問題なのはきみ自身が資産か負債かだ

金持ち父さんは、キヨサキ少年に向かってさらにこう言いいます。

「問題なのはきみ自身が資産か負債かだ。なぜなら、おなじ金を負債にするか資産にするかは最終的に君自身にかかっているからだ」

ロバート・キヨサキ「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」(筑摩書房、2001年、改訂2013年)

 そして、僕の腹の底にずしんと響く言葉が続きます。

「だから、お金に関する教育が大事なんだ」

ロバート・キヨサキ「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」((筑摩書房、2001年、改訂2013年)

僕はこのくだりを読んだとき、喪黒福造に指をさされ

「ダアアーーッ!!!」

と言われたような気がしました。

大事なのは、お金に関する教育!

僕はお金に関する教育など何も受けてきませんでした。みずから学ぼうともしませんでした。

大人になれば自然と読めるようになるだろう、と高をくくっていた日経新聞も、いまだに読みこなすことができません。読むための知識が足りないからです。

僕はきっと、優良企業の株を持っていても、押し入れいっぱいの金の延べ棒を持っていても、金持ちになれません。

お金の知識が決定的に欠落しているから。

なんということでしょう…!

もう人生も折り返し地点だというのに。

金持ちになろうと思ったら、まず資産と負債を区別できないといけません。

そして、財産を資産にするのも負債にするのも、自分の知識と判断次第。

シリーズ3作目「金持ち父さんの投資ガイド 入門編」の中でも、金持ち父さんはお金について学ぶことの大切さを口を酸っぱくして語っています。

「金持ち父さんの投資ガイド 入門編」はこんな本

投資に欠かせない「ファイナンシャル・リテラシー」を紹介

投資に欠かせない「ファイナンシャル・リテラシー」はじめ、必要な知識や心構えを紹介

・どんな投資にも伴う「支払うべき対価」は「時間を投資して学ぶこと」だと解説

財務諸表の正しい読み方とは?…などなど

エリート教育者の実父「貧乏父さん」と、キヨサキさんの親友・マイクの父親「金持ち父さん」のエピソードも引き続き満載

金持ちと貧乏人の最大の違いは?

彼らが使う「使う言葉」にある

シリーズ3作目「金持ち父さんの投資ガイド 入門編」の中で、金持ち父さんはこう言っています。

金持ちと貧乏人の最大の違いは、彼らが使う言葉にある。
(中略)だれかの人生を変えたければ、まず、その人の言葉を変えるんだ。それに、ありがたいことに、言葉はただで手に入る

ロバート・キヨサキ「金持ち父さんの投資ガイド 入門編」(筑摩書房、2002年、改訂2014年)

どんな分野にも、その世界の共通言語があります。

僕がいま身を置いている業界にも、もちろんあります。

金持ちが見ている世界に近づこうと思ったら、そこで使われている共通言語が理解できないと始まらない。

言葉を変えなければならない

金持ち父さんはそういっています。

「言葉はただで手に入る」|つまり、勉強は誰でも、いつでもできる!

言葉を変えるには、つまりお金の世界の語彙を身につけるには、学ぶことが必要です。

金持ちになるための1歩目は、勉強。

たぶん100歩目くらいまで、勉強。

果てしなく遠回りのようですが、それしかないのでしょう。

だから僕は本を読むことにしました。

僕の(今さら遅すぎるかもしれない)「経済とお金の勉強」の記録を、いくつか書いていきたいと思います。

オススメの本などあったら、ぜひ教えてください。

それにしてもキヨサキ少年は、なんといい師を持ったのでしょう…!

あらためて、本日の参考書

・「金持ち父さん 貧乏父さん」(オススメ度★★★★
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント(オススメ度★★★★★
金持ち父さんの投資ガイド 入門編(オススメ度★★★

まとめ読みはkindleアンリミテッドがおすすめ!

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